円安の影響で、日本の不動産を「爆買い」する外国人が増えているという。きょう22日(2022年9月)の「モーニングショー」は、都心の高級タワーマンションを内見する外国人の映像などを伝えたのだが、スタジオでは、バブル時代を象徴する映画『私をスキーに連れてって』で知られる新潟・苗場プリンスホテル売却の話題で盛り上がった。
番組が密着したのは、東京のマンション購入を検討している金融ファンド勤務のインド系アメリカ人バービンさん(40)だ。内見した白金高輪の高級タワーマンションは、3LDK、213平方メートル。シャンデリアのついた35畳のリビング、台所には回転式収納にドイツ製オーブン、ジャグジーバスも完備。34階の窓からは富士山も一望できる。価格はなんと5億円だが、「東京にしてはお得です。リーズナブル」と話していた。
「苗場プリンスホテル」売却とバブル時代の思い出
物件を案内した香港の不動産仲介会社代表のウーさんによると、日本の物件を探す外国人は円安の影響で今年3月以降、約3倍に増えているという。「アメリカ、オーストラリア、中国、香港などいろんな国から問い合わせが増えています。2億円以下であればキャッシュで一括払いする人が多い」と話していた。
これには、MCの羽鳥慎一が「5億はリーズナブルです、ってすごいですね」と思わずつぶやいていた。
スタジオがさらに盛り上がったのは、「苗場プリンスホテル」がシンガポール政府系ファンド「GIC」に売却されるという話題だ。
榊淳司(不動産ジャーナリスト)「私の世代は『(私を)スキーに連れてって』の世代。非常にいいブランドだったのですが、それが今は年に半分ぐらいしか営業していない。本当に寂しい状況になっているので、外国の方に買っていただいて、また苗場が活性化するならいいと思います」
羽鳥「日本のいい時代の象徴でしたね」
玉川徹(テレビ朝日社員)「僕も『私をスキーに連れてって』世代なので、苗場が買われるのか、というのはあります。あの映画のころはバブルで日本の経済が強かった。逆に言えば、日本が経済的に弱い国になってしまったということです」
羽鳥が森山みなみアナウンサーに「『私をスキーに連れてって』って知ってる?」と聞くと、森山アナは「CMのキャッチフレーズですか」と首をかしげていた。
(キャンディ)