NHKの朝ドラ「ちむどんどん」9月20日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)は、連休を使って和彦(宮沢氷魚)と健彦(三田一颯)と3人で沖縄やんばるに里帰りした。沖縄の海が久しぶりに観られてうれしい。この海景色は朝からよい。(ネタバレあり)
健彦は大自然の中を無邪気に遊び、暢子は畑で採れたばかりの野菜を満喫。こういう生活が暢子にはピッタリである。暢子たちの里帰りの日々は楽しいことばかりで、あっという間に過ぎていった。
2人っきりの小屋の場面で...と思ったが
残るは智(前田公輝)と歌子(上白石萌歌)。この2人は何モタモタしているのだと多くの視聴者が思っていそうだが、智という男は、そうとう暢子にブロークンハートで大コケしたために、臆病になってしまって、歌子への告白を長年躊躇しているのだ。暢子にはあれだけ大風呂敷広げて、付き合う前から結婚するって言い張っていた人と同じ男とは思えない。智よ、誰だって大コケすることはありますよ。歌子を待たせ過ぎですよ。
いっぽうで歌子の方は、「ちむどんどん」を熱出して辞めたとは、残念である。でも人前で立派に歌を歌えるようになったのだから大きな成長である。
そして2人っきりの小屋の場面。ふたりにとっての正念場。この場面で決まってくれー。ところがはっきりと着地しない結果に。
歌子は、智がいつもそばにいて、だからこそちょっと甘えてる? SNSでも、歌子が自身に否定的なことを言っても智が「そんなとこない」と言ってくれる状況に慣れきっているのでは、として「ちょっと甘えてる気がするな」という指摘が見受けられた。
もっともなご意見である。自分から智に飛びこんでしまえばいいのにと思うが、歌子がそういうキャラではないんでしょうね。それにしても引っ張りすぎである。「お互いを想いやれる2人だからこそ自分の気持ちのままに動けないんよね。がんばれ」「もうさ、歌子から智に告白すればいいじゃん」などと2人を応援する声も多かった。
智と歌子がゴールインすれば、いよいよ沖縄物語もハッピーな最後を迎えることができるのかな。
(Y・U)