「きのう(2022年9月19日)、エリザベス女王の国葬が行われ、世界中の人が最後の別れを惜しみました」とMCの谷原章介。
20日の「めざまし8」では、西岡孝洋キャスターが現地からリポート。「ロンドンでは現在午前0時を過ぎ日付が変わりました。全世界が注目した国葬を終え、静けさを取り戻しています。さて、世界中から要人が参列した今回の国葬。天皇皇后両陛下は、日本の公務では決して外されることがなかったマスクを今回は外されて参列されました」と伝えた。
橋本寿史・解説委員の分析
国葬に向かうため、滞在先のロンドン市内のホテル前に姿を見せられた両陛下。天皇陛下は黒いモーニング、皇后陛下は黒いスーツに帽子という姿で、2人とも黒いマスクを着けられていたが、会場到着直後にはマスクはなし。コロナ禍になって初めてのマスクを外しての公務となった。
両陛下のマスクについて、フジテレビ皇室担当の橋本寿史・解説委員は「(欧米では)白いマスクは医療関係者が着けることが多いようで、黒の方が一般的なのでそちらの方が良いのではないかと。それと同時に、マスクをするのかしないのか、ということも色々と検討されていたようですが、王族の方がマスクをしていない中では両陛下もマスクを外された方が良いのではないかという考えになったんだろうと思います」と話す。
谷原「首脳や王族のみなさんがいる中、おふた方だけマスクを着けるわけにはいかないでしょうから、僕は今回マスクを外して参列できたのはすごくいいことだと思います。天皇陛下にとっては、もしかしたら人生の中で唯一とも言える自由な留学の時間を過ごした国。思い入れは強かったでしょうね」
三浦瑠麗(国際政治学者)「そうですね。日本の皇室とイギリス王室は非常に深い縁がありますね。こうして見てみると、日本人のたたずまいや行動に対して両陛下は模範を示している。決して出過ぎることなく、そして必ずプロトコルを守っているんですが、どんなコメントを出される時にもお人柄についてとか、温かみのあることをおっしゃる。見習いたいものです」
谷原「そういうお2人が今回マスクを取って参列したのは、意味があることですよね」
三浦「実は、皇室は政治家よりマスクポリシーに関して慎重なんです。ただ今回は、国際的な常識に乗っ取って外された。私はこれは非常に良かったと思うし、日本らしいやり方だと思います」
(ピノコ)