<今週のワイドショー> エリザベス女王国葬と英国民の哀悼 どうしても安倍元首相の国葬と比較してしまうワケ

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   英国のエリザベス女王が8日(2022年9月)、96歳で亡くなりました。君主として70年の在位は歴代最長で、19日に(ロンドンのウェストミンスター寺院で)国葬が執り行われる予定です。今週(12日~)のワイドショーは、別れを惜しむ英国民の表情を伝えましたが、日本での安倍元首相の国葬と比べるコメントもありました。

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「橋下徹(略)エリザベス女王『国葬』めぐり国内情勢に言及」(12日、フジテレビ系「めざまし8」)は、女王を追悼する人でごった返すバッキンガム宮殿周辺の映像を伝えました。ロンドン在住ジャーナリストは「自分のおばあちゃんのような愛着を持っているのと、尊敬もありますよね」と言います。

  • エリザベス女王の国葬に注目が集まっている
    エリザベス女王の国葬に注目が集まっている
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女王国葬で流れる曲は?

   映像を見た橋下徹氏(弁護士)は「国をあげて死を悼み、敬意を表し、継がれる。これが国葬。観れば観るほど、日本の政治の浅はかさというか、思慮のなさを感じる」とコメント。さらに「イギリスでも国葬と儀礼葬を分け、サッチャー(元)首相でも儀礼葬だったんですよ」と、安倍元首相の国葬を決めた岸田政権を批判していました。

   「チャールズ新国王に『不倫批判』再燃?(略)」(13日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、不倫の末にダイアナ妃と離婚したチャールズ新国王は不人気で、英国民からは早くもウィリアム皇太子に王位を譲る「王冠飛ばし」を求める声があがっている、と報じました。今年6月に「ウィリアム王子が次の国王になるべきか?」と聞いた調査では、「はい」が76%で、「いいえ」(23%)を大きく上回ったとあります。

   一方、同じモーニングショーの「英カミラ王妃、不倫イメージからの脱却(略)」(15日)は、カミラ王妃の好感度が30%台から40%に上がっていると報じています。再婚した当時、メディアで「英国で最も嫌われた女性」と呼ばれました。こんな国民感情に配慮し、カミラ夫人は「皇太子妃」という称号を使わず、DVや性犯罪の被害者支援など慈善活動に積極的に関わってきたそうです。エリザベス女王も、ことし2月には「王妃の称号で呼ばれるようになることを心から願っています」と発言したといいます。

   英国王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは「本当によく耐えましたね」。

   さて、19日の国葬について、「エリザベス女王の国葬でビートルズ曲流れるかも?(略)」(14日、フジテレビ系「めざまし8」)は、多賀さんの見方を紹介しました。

「大変ユーモアのある、おちゃめな、人を楽しませることが大好きな方でしたので...(葬儀の時に)何かあるのではないかと思った時に、女王は意外とビートルズではないかしらと。そんな風な曲が流れるのではないかと、仕掛けを期待しているところです」

   ビートルナンバーが流れるかどうか、いずれにしても国民に親しまれたことを表す演出があるのかもしれません。

(コムギ)

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