2023年1月放送スタートのドラマ10「大奥」<5代・徳川綱吉×右衛門佐 編>(NHK総合)に、俳優の仲里依紗さん、山本耕史さん、竜雷太さんが出演する。9月15日(2022年)、NHKが発表した。
男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた、よしながふみさん作のコミック「大奥」を原作としたドラマ。仲さんは徳川綱吉役、山本さんは「大奥総取締」の右衛門佐(えもんのすけ)役、竜さんは桂昌院役を務める。
「有功とのそっくり設定は無しってことなのか」驚きも
右衛門佐は京の貧しい公家出身で、学問に打ち込んできたが体を売ることしかできない生活に嫌気がさして大奥へ。男女関係より権力を望み、綱吉から「曲者」と気に入られるという役どころだ。
NHKの発表では、唯一の世継ぎが急死し閉経を迎えてもなお子作りを迫られる綱吉が、赤穂事件、生類憐みの令での評判下落もあり「善政を敷けず世継ぎも作れない自分はなぜ生きているのか」と慟哭。右衛門佐は「生きるという事は、女と男という事は!ただ女の腹に種を付け、子孫を残し、家の血を繋いでいく事ではありますまい!」と綱吉を抱きしめる―という展開が予告されている。
山本さんは
「右衛門佐という人物が抱える『野心』や『葛藤』を、自分はどう表現することができるのか、今から楽しみにしております」
とコメントしている。
ツイッターなどでは、
「右衛門佐に山本耕史は本当にありがとうございますしかない」
「ひたすらに権力を欲し最後に真実の愛に気づくあの右衛門佐を山本耕史で観られるんですか」
「いけ好かない雰囲気上手そう 楽しみ」
と、期待の声が上がっている。
なお、TBS系の連続ドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」(2012年10月~12月放送)と、映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」(2012年12月公開)の2部作では、右衛門佐と「うり二つ」という設定の万里小路有功(までのこうじ ありこと)を、俳優の堺雅人さんが1人2役で演じていた。
ドラマ10「大奥」の<3代・徳川家光×万里小路有功 編>では、福士蒼汰さんが有功を演じることが発表されている。福士さんが右衛門佐も演じるのか、福士さんと顔が似ていると言われる中川大志さんが右衛門佐役になるのかとの話題でも盛り上がっていたこともあり、「福士有功とのそっくり設定は無しってことなのか」と驚きの反応もみられた。
(TT)