英カミラ王妃、不倫イメージからの脱却 玉川徹「人間くさいなあと」

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   英国の故エリザベス女王の棺はきのう14日(2022年9月)、バッキンガム宮殿からウェストミンスター宮殿へと運ばれた。15日の「モーニングショー」は葬列のパレードの様子とともに、チャールズ新国王の夫人、カミラ王妃について取り上げた。

   チャールズ皇太子(当時)は故ダイアナ妃と結婚する前から、カミラ夫人と不倫関係にあったとされ、離婚の大きな原因となった。チャールズ皇太子とカミラ夫人は2005年に再婚したのだが、当時、カミラ夫人はメディアで「英国で最も嫌われた女性」と呼ばれ、市民から生卵がとんできたこともあるという。

  • 英国で新国王・王妃が誕生
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多賀幹子氏「本当によく耐えましたね」

   カミラ夫人はこのような国民感情に配慮し、「皇太子妃」という称号を長年使わず、DVや性犯罪の被害者支援など慈善活動に積極的に関わってきた。結婚当初は「邪悪な女。いかなる形でも関わりたくない」と言っていたとされるエリザベス女王も、ことし2月には「(チャールズ国王が誕生した時には)忠実に公務に励むカミラが王妃の称号で呼ばれるようになることを心から願っています」と発言していた。

   世論調査では、カミラ王妃への好感度は30%台から40%に上昇しており、「王妃として良い仕事をする」と答えた人が53%にのぼっている。

   番組では、チャールズ新国王夫妻が今月13日、北アイルランドで記帳した際の映像を放映。日付を間違えたうえにペンのインクが漏れてしまい、「こんなこと、耐えられん!毎回こんなこと...」とキレるチャールズ新国王の横で、カミラ王妃はそのペンを随行職員にさっと手渡し、自身は涼しい顔で記帳をしていた。

   多賀幹子(英国王室ジャーナリスト)「カミラさん、本当によく耐えましたね。国民を刺激しないように、控えめに粛々と公務にまい進し、イメージが上がりました。カミラさんが横にいると、チャールズ国王は本当に安心した顔をします。スピーチの中でも『カミラに頼っています』という言葉がありました。息子にはカミラさんが必要だということを、エリザベス女王はわかっていたのだと思います」

   大平一郎(テレビ朝日・前ロンドン支局長)「エリザベス女王の晩年の最大の仕事のひとつが、自らが亡くなった後、スムーズに王位を継承し、カミラ王妃を国民に受け入れてもらうことだったと思います」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「多くの人から見ると、不倫というのは許容できないことでしょうが、王族とはいえ人間くさいなあと感じます。チャールズ国王は(カミラ王妃が)本当に好きなんでしょうね」

(キャンディ)

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