「エリザベス女王の棺が最後の住まい、ロンドンのバッキンガム宮殿に到着しました。沿道には夜にも関わらず、また雨の中、多くの市民が集まりました。そしてその人々の手にはキャンドルの代わりに携帯電話のライトが灯されていました」とMCの谷原章介。14日(2022年9月)の「めざまし8」は速報として、最後の長旅を終えた女王が集まった多くの人びとの拍手と歓声に包まれながら宮殿の中に入っていく様子を映像で伝えた。
番組によると、棺を乗せた透明な車は「市民が棺を良く見えるように」と生前の女王が設計に関わったもの。棺を乗せた車が通る際は道の車は道路脇に停車するが、ハザードランプを点灯させ、哀悼の意を示すドライバーもいた。
永島優美アナ「改めて愛された女王だったんだと...」
宮殿近くで出迎えた市民の女性は、「5時間半から6時間、ずっと同じ場所で待っていたけど、女王を見られたのでその価値はもちろんあった」と話していた。
19日に執り行われる国葬は、どのようなお別れの場になるのだろうか。イギリス王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんはこう話す。
「大変ユーモアのある、おちゃめな、人を楽しませることが大好きな方でしたので、お葬儀の時にも何か。準備する時間が十分ありましたので、何かあるのではないと思った時に、女王は意外とビートルズではないかしらと。そんな風な曲が流れるのではないかと。何か女王ならではの仕掛けを期待しているところです」
過去に女王の前で演奏したり、勲章を授与されたりするなど、ゆかりのあるビートルズ。彼らの曲は国葬で流されるのだろうか。
谷原「ロンドンの空軍基地から移動されている間、対向車の車も全部止まって、みなさん車から降りて見送りしている姿が印象的でした」
MCの永島優美アナ「イギリスの市民のみなさんにとっては時間も雨も関係ないという。改めて愛された女王だったんだと感じますね」
若狭勝(弁護士)「『死して名を残す』という言葉がありますが、女王の場合は生前から世界に名を馳せていた。それがまさしく本物だったということが、今回のイギリスのみなさんの悼む気持ちに表れています」
(ピノコ)