55号村上宗隆は「頭もすごくいい」 里崎智也がそう分析する理由

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   「きのうプロ野球の歴史に残る瞬間が訪れました。22歳の若き主砲、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が王貞治さんに並ぶ日本選手最多のシーズン55号ホームラン!おめでとうございます!」とMCの谷原章介が満面の笑顔で切り出した。

   14日(2022年9月)の「めざまし8」はトップでこの偉業を伝え、13日に神宮球場で行われた巨人との一戦で村上選手が54号、55号ホームランを打った瞬間をVTRで流した。

  • 村上宗隆選手の記録はどこまで伸びるのか(写真はイメージ)
    村上宗隆選手の記録はどこまで伸びるのか(写真はイメージ)
  • 村上宗隆選手の記録はどこまで伸びるのか(写真はイメージ)

谷原章介「どこまで行けそうでしょうか?」

   22歳、プロ入り5年目にして並んだ「世界の王」の大記録だが、スポーツライターの広尾晃氏は村上選手の意外な過去を口にした。もともとはそんなに注目されていなかったというのだ。

「村上選手はプロに行ってからすごく化けた選手なんです。あの年はなんといっても清宮幸太郎選手が抜群の知名度と、それからバッティング練習なんか見ていてもすごく飛ばしていましたから。みんなそっちに目が行っちゃったんですよね」(広尾氏)

   2017年のプロ野球ドラフト会議でヤクルトは清宮選手を指名したが、くじ引きが外れいわゆる「外れ1位」として村上選手を指名したのだ。

   成長を重ね、村上選手のバッティングは異次元の領域に。メジャーでも誰も成し遂げたことのない5打席連続ホームランという金字塔を打ち立てるなど、離れ技でチームを勝利に導くことからファンの間で「村神様」と呼ばれるようまでになった。

   スタジオでは元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也さんが「村上選手のどこがどうすごいのか」を解説。

「54号、55号には今年の村上選手の活躍が集約されている。ここを打たれたらバッテリーは正直、投げる球がない。54号のインコース、高めのストレート。あんなところを完璧に打つ人、なかなかいないんです。1番難しいところを簡単に打つっていうところと、投手心理が分かるというところ。村上選手は『イメージ通り打ってイメージ通り打てた』と。ということは、そこに投げてくるというのをイメージしているわけですよね。身体能力とか技だけじゃなく、頭もすごくいい」(里崎氏)

   谷原「あと残り15試合、どこまで行けそうでしょうか?」

   里崎氏「これは60本は100%行けますよ!(カメラに向かって)あとはみなさん、セ・リーグのピッチャーの人、歩かせないで勝負しましょう」

(ピノコ)

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