「変わろうとしている電通の足を引っ張っている」 五輪汚職で玉川徹、「鬼十則」世代OBを分析

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   東京五輪をめぐる汚職事件で、コメンテーターの玉川徹は、「(2人の元社員の逮捕者は)電通の『鬼十則』の頃のひと」としし、2017年に電通の社員手帳から消えた「鬼十則」が裁かれた、との見方を示した。13日(2022年9月)の「モーニングショー」が伝えた。

   東京地検特捜部の家宅捜索を受けた電通の榑谷典洋社長は社員へのメッセージ動画のなかで、「痛恨の極み」として、元社員の逮捕に遺憾の意を示した。「電通出身の高橋容疑者と深見容疑者が逮捕されたことは、極めて遺憾」と強調した。

  • 東京五輪汚職が広がりをみせている(写真はイメージ)
    東京五輪汚職が広がりをみせている(写真はイメージ)
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「いろんなことがあって、もうやめましょうと、なったんだけど」

   コメンテーターの玉川徹は「電通には、いまはなくなった『鬼十則』というのがあって、2017年までは社員手帳にあった」「このなかに『取り組んだら離すな。殺されても離すな。目的完遂までは』とか、『周囲を引きずり回せ。引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地の開きができる』。つまり、目的のためには、ある程度手段を選ばなくても、やるんだ、というのが、社訓だったんですよ」。「いまはもう、いろんなことがあって、もうやめましょうと、なったんだけど。この(逮捕された)人たちはまさに『鬼十則』のころの人じゃないですか。そのころの人であれば、とくに不思議はないと思う」「今の社長が痛恨の極み、というのはまさにそこじゃないか」「今までの電通の文化にどっぷり浸ってきた人たちが、今変わろうとしている電通の足を引っ張っている、ということなのかな」。

   また、同特捜部は大会組織委員長だった森喜朗・元首相を参考人として、任意で事情聴取していたことがわかった。森元首相は、10日の東京新聞で、「当時の責任者として、今回の問題は非常に申し訳ない気持ちだ。大勢の国民をはじめ、一生懸命働いてくれた職員、とくに選手の皆さんに傷をつけたような気がして、心からおわびしたい」。

   一方で、大会組織委員会の橋本聖子・元会長ら政財界15人が発起人となって、森氏の「胸像建立計画」を進めていることも明らかになった。大きさや設置場所は未定。

   番組は、生前に銅像を建てた過去の例として、初代内閣総理大臣の伊藤博文とともに、渋谷駅前の「忠犬ハチ公」の銅像の例を挙げた。ハチ公像は存命中の1934年に建立、除幕式にハチも参加した。MCの羽鳥慎一「ハチ公が出てくるのはどうかと思ったが」。爆笑したコメンテーターの玉川徹は「私有地に私費で建てるなら自由だと思うが」。ちなみに、菅義偉・前首相の銅像も、地元秋田で今秋に建立することが決まった。羽鳥「銅像建てたいのかな。周りの人は建ててあげたいのかな」

(栄)

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