12日(2022年9月)の「めざまし8」がトップで伝えたのは、非常に強い台風12号の最新情報。まずは原田龍一ディレクターが、暴風域に入った沖縄県の石垣島からリポートした。
横殴りの雨は、中継場所のホテルの1階ロビー外の車寄せと見られる場所にも。大きな屋根に覆われているにも関わらず、原田ディレクターはびしょ濡れだ。「暴風域に入った夕方以降、次第に雨と風が相当強くなってきました。特に風ですね。強い風にあおられて、(雨粒に)ぶつかると痛いという感覚です。午前7時の段階で最大瞬間風速36.2メートルの風が吹いています」。
「心配」な熱帯低気圧も
きのう午前9時前には、オープン前のスーパーにすでに行列が。開店と同時に店に入った買い物客たちは、長引く台風を見越して大量の食糧や日用品をかごにいれていた。買い物客の1人は「きのうもスーパー何軒か回ったんですけど、卵や肉類がほとんどない状態で。きょう台風の暴風域に入るので、最後のチャンスと思って」と話していた。
MCの谷原章介「ちょっと風の強さに驚きましたけど、台風11号が過ぎたと思ったらすぐに12号が先島諸島を襲ってきて...。この先、進路はどうなるのでしょう?」
気象予報士の天達武史「台風11号で道ができていますから通りやすくなっていて、次の台風も同じような進路を通っているんです。動きがとにかく遅くて、時速10キロに満たない人が歩くくらいのスピードで、しかも蛇行しながら。この12号は長期戦になりそうで、警戒が必要になっています」
先島諸島はこの後、一旦「目」の中に入り、その後は南風の暴風雨が吹き荒れる予想。最大瞬間風速は明日にかけて、八重山地方で60メートル、予想雨量は多い所で250ミリだそうだ。
水曜日(14日)以降は少しスピードを上げ、中国大陸北部へ進むため、本州への直接の影響はなさそうだということだが、天達には1つ心配なことが。
「明日までに発生する台風13号はこのまま北上していきますので、日本列島への直接の影響はなさそうなのですが、心配なのが(12号と13号の間にある)熱帯低気圧。台風の卵なんですが、これが日本の南海上でウロウロしそうです。その間に台風になるのか、もしくは弱まる可能性も。ただ、今週後半、北上してくる可能性もあり、そうなった場合は熱帯低気圧でも台風でも本州付近、大雨の可能性があります」
(ピノコ)