「一生結婚するつもりない」過去最高 加藤浩次「昔からの考えを払拭しなければ」

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   国立社会保障・人口問題研究所が行った出生動向基本調査が9日(2022年9月)、公表された。このうち、18歳から34歳の未婚男女を対象に行った調査で、男性の17.3%、女性の14.6%が「一生結婚するつもりがない」と回答、過去最高を記録したことが明らかとなった。低い結婚願望の原因は何か。今日12日の「スッキリ」はスタジオで議論を交わした。

   街の人からは「未婚でも仕事とか私生活が充実している人が多い」(20代既婚女性)、「今別に一人でもメディアSNSアニメで充実できる」(20代未婚女性)、「仕事優先もあると思うが、奥手な人が増えているのかな」(20代未婚女性)など、未婚が増えることに対して理解を示す声が聞かれた一方、「(結婚願望は)僕はありますね。子ども産んで増やしたい。あと、一人で死ぬのは嫌」(20代未婚男性)といった声も。

  • 結婚観めぐり意見交換
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「自由」と「お金」

   同調査で、独身生活の最大の利点を尋ねたところ、「行動や生き方が自由」という回答が男女とも7割を超えてトップ。「家族を養う責任がなく気楽」という回答が2割台で続いた。「二人になるとお互いの自由な時間がなくなる」(20代未婚男性)、「(結婚は)今したいとは思わない。仕事も楽しいし趣味も楽しい」(20代未婚女性)、「物価も税金も上がって余裕がなくなる」(20代未婚女性)、「普通に女の人も稼げるようになった。独身の方が自分のお金を自分で使える」(30代既婚女性)など、調査結果からは「自由」と「お金」の2つのポイントが見えてきた。

   中央大学の山田昌弘教授は「日本では子どもを産み育てたいということと結婚がほとんどイコール。経済的に安定した中で子どもを育てたい。一方、海外は恋愛至上主義で、子どもと結婚はイコールではない」と語る。

   石田健(ニュース解説者)「一昔前は結婚しないと一人前ではなかったが、価値観が変化してきている。出会い方も変化している。お見合いや合コンなどのリアルな場ではなく、マッチングアプリなどが出会いの場になっているが、家族や親戚に勧められるお見合いと違って、マッチングアプリは結婚に対して前向きな人しか参加しない。結婚に参加する人と参加しない人の2極化が進んでいる」

   杉山愛(元プロテニスプレイヤー)「女性に選択肢が与えられて、理想じゃないなら結婚しないという選択肢があるのはある意味いい」

   司会の加藤浩次「我々も昔からの考えを払拭しなければいけない。高齢になってからパートナーを見つけてもいい」

   大橋未歩(フリーアナウンサー)「世界的に見ると人口を増やすのが正義とは限らない。AIで労働力が賄えるというのもある」

   石田健「キャリアと子育ての時期がかぶるのは問題で、結婚を選択したい人がしやすい社会を作る。企業側がキャリアの設計を変える一方で、子どもはいらないという選択肢の人が増えても国が成り立つようにしなければいけない。価値観も過渡期で、男性が稼いで女性が家事をするというモデルが崩れてきているが、家族のイメージの刷り込みもある」

   司会の加藤浩次「自由が奪われるという問題もある」

   岩田絵里奈アナ「100%自分のために使えた時間が、誰かと一緒に行動するとなると100%じゃなくなる。すいません」

   杉山愛「結婚して自由を奪われた感ゼロです」

(みっちゃん)

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