暢子(黒島結菜)は沖縄料理店「ちむどんどん」を一時休業し、料理の味やメニューの見直しを始めた。そんな中、妹・歌子(上白石萌歌)が口にした言葉がヒントになり、「沖縄料理に合う美味しい豚肉を使っていない」という問題点に気付く。そのせいで本場の味が再現出来ていないのだ。
しかし、そんな豚肉は東京では調達できないという。沖縄から冷蔵して送ってもらうことはできないか...。暢子の模索は続く。
清恵が立ち寄って...
そんなある日、千葉の「猪野養豚場」から姿を消した清恵(佐津川愛美)が「ちむどんどん」にやってくる。店名に興味を持ち、店に立ち寄ったという。
清恵が家を飛び出したという経緯を知らない暢子は、清恵に料理の試食を頼む。
清恵が分けてくれた豚肉の味に、暢子と料理人の矢作(井之脇海)は大感激。この豚肉こそが店に必要なものだと直感する。しかし、どこにいけばその豚肉が手に入るのかは分からないままだ。
ある日。「ちむどんどん」では、兄・賢秀(竜星涼)の誕生日会の準備が進められていた。店の外で待っていた賢秀は、再び店にやってきた清恵と遭遇する。
賢秀は「話がしたい」と訴えるが、清恵は応じない。気持ちはすれ違ったままだ。
しかしその後しばらくして、清恵が働いている店の前で2人はばったり再会。賢秀は清恵への気持ちを打ち明ける。
一方、理想の豚肉を探していた暢子は、賢秀と清恵が力を尽くしてくれたお陰で「猪野養豚場」の豚肉を仕入れることができるようになった。その豚肉を使い、暢子は納得の沖縄そばを作り出すことに成功する。
そして、ついに営業を再開した「ちむどんどん」。店には開店直後のようなにぎわいが戻った。約束通り知人以外の客で満席になり、「アッラ・フォンターナ」オーナーの房子(原田美枝子)の来店もかなう。
いよいよ暢子の出産予定日が近づく中、母・優子(仲間由紀恵)と姉・良子(川口春奈)が上京してくる。