倉田大誠アナが「本来は1人1日1個の限定品を大量購入している現場の映像です」と言って紹介したのは、9月7日(2022年)ららぽーと福岡の駐車場で撮影された動画。黒いワゴン車の前に50人ほどの人の列ができており、そこには大量の白い袋が置かれている。9日の「めざまし8」が取り上げた。
実はこの袋の中身は、ららぽーと福岡に設置された実物大ニューガンダム立像「RX-93ff v(ニュー)ガンダム」をモチーフとした超合金可動フィギュアで、1体2万6400円。ららぽーと福岡限定で抽選販売したもので、今回はキャンセル分を一般販売した。1日当たり1人1個しか買えないルールだったが、動画のように大量購入している人がいた。
「そもそも転売対象になることで...」
動画の撮影者は「次々と車に品物が詰め込まれ、流れ作業のようにお金を渡していた。気持ち悪い光景」と話す。録音された音声から「3000円渡すので、3万円払ってくれ」というようなやり取りが聞こえてくる。だが、この場でなされている会話の大部分は中国語のイントネーションで、日本語はほとんど聞かれなかったと撮影者は証言した。
販売元のバンダイスピリッツはこの商品の販売を中止し、販売再開はホームページで告知すると発表している。
映像を見た司会の谷原章介が「転売行為は中国人だけではないと思うが、食い止められないですね」とコメントすると、倉田アナは「個人認証をしっかりやって、2回目は買えないようにしないといけないというのは、大変なご苦労ですよね」と応じた。
ニュースメディア「ウートピ」編集長の鈴木円香は「ちゃんとルールにのっとって購入して、こういう行為を行うということ。またコロナで収入が減って転売で稼ぐ人が一部で増えているのですが、それは中国人だけではなく日本人も多い。今の仕組みではくぐり抜けられてしまうので、新たなルール作りも必要になります」と指摘。
お笑い芸人のカズレーザーは「そもそもは会員向けに限定販売されたもの。そのキャンセル分を一般販売しなければよかった。高価なものだし、トラブルになるのはわかっている。そもそも転売対象になることで、ガンダムのイメージにもよくないと思う。限定で販売するほうがいい」と話した。
谷原はまとめとして「僕もいまだにPS5探してます。なかなか当たりません」と、少し見当違いのコメントを残した。
(バルバス)