「旧統一教会と接点があった自民党の国会議員は179人でした」と9日(2022年9月)のTHE TIME,で杉山真也アナウンサーが自民党による調査結果に触れた。うち選挙支援を受けたり会合に出席したりの「関係が濃い」のは121人だったが、信者の秘書がいるかは確かめず、最も結びつきが強いとの指摘のある故・安倍晋三元首相は調査対象から除いてあった。
「関連団体の会合であいさつ」などを調査
党が設定した質問8項目に対し、対象の議員が自主的に点検し回答する方式。
杉山「(公表された)リストには大物議員の名前もありました」
そりゃあ、調査対象の議員379人の半数近い数なのだから大物も小物もいるだろう。
会合に出席して挨拶した国会議員は96人、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)関係の会合で講演したのは甘利明元幹事長、石破茂元幹事長ら20人、選挙でボランティア支援を受けたのは萩生田光一・党政調会長ら17人にのぼった。
萩生田氏=衆院東京24区=は最も多い4項目で、「関連団体の会合であいさつ」「教団主催の会合に出席」「教団側への会費支出」「選挙でのボランティア支援」に該当した。先日まで教団賛同会員だったという井上義行参院議員も4項目にわたり、「選挙支援の依頼、および組織的支援、動員などの受け入れ」に、斎藤洋明衆院議員=新潟3区=とともに名前があがった。
現職閣僚(経済再生担当相)の山際大志郎衆院議員=神奈川18区=は教団関連団体主催の会合であいさつや講演をしたことを公表された。
どれも議員や閣僚の資格が問われる。岸田文雄首相はきのう「チェック体制を強化する」と強調したが、何の処分もしないですますつもりか。「自民党自身の調べのうえに、内容も不十分」の指摘もある。有権者の方もきちんと考えないと。これで終わらせてはウヤムヤにされかねない。
(あっちゃん)