NHKの朝ドラ「ちむどんどん」9月8日(2022年)放送回。沖縄料理店「ちむどんどん」を一旦閉めて、再起へ向けて味の見直しなどの準備をしている暢子(黒島結菜)だったが、このままではやがて矢作(井之脇海)に給料が払えなくなってしまう、という事態を迎えていた。(ネタバレあり)
暢子は信じていた
矢作には早めに退職してもらう方いいという夫・和彦(宮沢氷魚)と暢子がとそのことを話しているときに、矢作にそれを聞かれてしまった。その頃、矢作に新しい店の共同経営の話がくる。50万円ずつの共同出資で始めようというものだった。
暢子が忘れていった40万円の現金が店のカウンターに置きっぱなし。矢作が見つけたときに「盗む」ものだと思ったのは智(前田公輝)の気持ちと同じなのだが、もし盗んで消えてしまったなら、矢作は同じことの繰り返し。そうはならないのが朝ドラである。
そもそも信用金庫から新たな融資を受けるつもりなら、返済金のためにかき集めたお金を忘れるかいな?というのが正直なところだ。暢子が慌てて店に戻ってきた場面で、お金は矢作が大事にレジにいれておいたことが判明。
いつまでたっても態度の悪い矢作の善行だったとホッとしたのと同時に、矢作を微塵も疑わなかった暢子がキラリと光った一瞬でもあった。バツが悪いのは智と視聴者の私。お前を疑ってすまなかった矢作。「矢作は成長したぞ。暢子、お前も成長してくれ。矢作さんが1番の善人じゃん」「暢子の矢作さんを信じる姿に、朝から泣いた」「男上げたね矢作さん」などの声でSNSも沸いた場面だった。
矢作の胸糞の悪い展開にならなくてよかったが、矢作の態度も今日の一件から変わっていってほしい。いよいよ暢子の出産時期も近いから。ますます矢作に期待したい。
(Y・U)