「あなブツ」咲妃(毎田暖乃)が「まさかのモノローグ」 「心配」「意味深」「胸がザワザワ」

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   NHK総合の夜ドラ「あなたのブツが、ここに」9月6日(2022年)放送の第10話で、山崎亜子(仁村紗和さん)の娘、咲妃(毎田暖乃さん)の「心の声」に、視聴者がざわついた。(ネタバレあり)

   亜子は配達先の中学生、佐伯里奈(高橋真彩さん)が貧血で倒れる場面に遭遇。病院に連れていき、帰宅してから里奈に「(母が)たまにしか帰ってこおへん」「お金は置いてってくれてるんで、それでカップめん、通販してます」「うち給食費払ってないんで(中略)学校も行かれへんようなってしまって」という話を聞く。

  • NHKの夜ドラ「あたなのブツが、ここに」番組サイトより
    NHKの夜ドラ「あたなのブツが、ここに」番組サイトより
  • NHKの夜ドラ「あたなのブツが、ここに」番組サイトより

「あの母親と自分が全く別の人やと言い切れない」

   亜子は自分がキャバクラで働いていた頃、咲妃が1人で家にいることが多かったのを思い出し、「咲妃は、どんな淋しさを抱えていたんだろう」と考える。

   後日、亜子が配達からマルカ運輸に戻ると、里奈の母、杏子(田中良子さん)が「診察代がどうとか連絡が来たんやけど」として乗り込んできていた。

   「ほっといたらええねん、うちの子なんやから」「あんたらの仕事何?荷物運ぶことちゃうん」と苛立つ杏子に、亜子は「でも、里奈ちゃんまだ中学生じゃないですか。お金だけ渡して後は自分で何とかしろって、酷やと思うんです」と言い返す。

   酒の臭いがすることを指摘すると、杏子は「昼からお酒飲む仕事。いま夜の町は大変やねん」と開き直る。亜子が「家に帰る暇ぐらいあるはずや」と言うと、杏子は「あんたさっきから何なん!?」と立ち上がって激昂した。

   「宅配って儲かってんねやろ?こっちはお先真っ暗や!逃げたくもなるわ」「他人事や思って適当なこと言う

   な!」と怒鳴る杏子に、亜子は

「他人事ちゃうわ!こっちもしんどい思いして娘1人育ててる。夜がどうとか言い訳すんなよ。みんな踏ん張ってるんやから」 とやり返す。

   「何これ?なんでこっちが説教されてんの?あんた、絶対許さへんからな!」といよいよ怒り心頭の様子の杏子に、社長の葛西信夫(岡部たかしさん)が土下座して何とかその場を丸くおさめた。しかし亜子は、

「子供を1人、部屋に残すんはきつい。私もずっと、心配と罪悪感で押し潰されそうやった。あの人はどこかであきらめてしまったんやと思う。ギリギリやった半年前を思うと、あの母親と自分が全く別の人やと言い切れないのが少し怖かった。偉そうにあの人を批判できるほど、私は立派な母親なんやろうか。今の自分はたまたまで、1つ歯車が違えばどうなっていたかも分からへんのに」

と考え込んでしまう。

「ママは何かあるたびに幸せかどうか聞いてくる」

   その日の夜、亜子は咲妃が寝ている布団に入り「聞いてもいい?あんた今幸せ?」と咲妃にたずねる。咲妃が「幸せに決まってるやろ」と答えると、亜子は「よかった」と咲妃を思い切り抱きしめた。

   安心したように眠る亜子の横で、咲妃は目を開け

「またや。ママは何かあるたびに幸せかどうか聞いてくる。もちろん、幸せやって答えるけど、ほんまはよう分かれへん」

と心の中でつぶやく。

   翌朝、仕事に出かけようとする亜子に起こされて咲妃はようやく目覚める。亜子を笑顔で送り出し、自分も学校に出発しながら、「もし私が、不幸のどん底やって答えたら、ママはどんな顔するやろ」と独白した―ところで第10話は終わった。

   咲妃が何か抱えていることを匂わせるラストに、ツイッターなどでは

「咲妃ちゃんしっかりしててものわかりのいい出来た子...と思ってたらまさかのモノローグでドキドキしてきた」
「最後の咲妃ちゃんのセリフなに~?意味深だよ 心の声聞きたくなかったよ~」
「咲妃ちゃんの最後の一言...胸がザワザワした 咲妃ちゃんが心配...」

といった声が上がった。

(TT)

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