「ママは何かあるたびに幸せかどうか聞いてくる」
その日の夜、亜子は咲妃が寝ている布団に入り「聞いてもいい?あんた今幸せ?」と咲妃にたずねる。咲妃が「幸せに決まってるやろ」と答えると、亜子は「よかった」と咲妃を思い切り抱きしめた。
安心したように眠る亜子の横で、咲妃は目を開け
「またや。ママは何かあるたびに幸せかどうか聞いてくる。もちろん、幸せやって答えるけど、ほんまはよう分かれへん」
と心の中でつぶやく。
翌朝、仕事に出かけようとする亜子に起こされて咲妃はようやく目覚める。亜子を笑顔で送り出し、自分も学校に出発しながら、「もし私が、不幸のどん底やって答えたら、ママはどんな顔するやろ」と独白した―ところで第10話は終わった。
咲妃が何か抱えていることを匂わせるラストに、ツイッターなどでは
「咲妃ちゃんしっかりしててものわかりのいい出来た子...と思ってたらまさかのモノローグでドキドキしてきた」
「最後の咲妃ちゃんのセリフなに~?意味深だよ 心の声聞きたくなかったよ~」
「咲妃ちゃんの最後の一言...胸がザワザワした 咲妃ちゃんが心配...」
といった声が上がった。
(TT)