園児を送迎バスに置き去りにして死亡させた静岡・牧之原市の「川崎幼稚園」では、普段から登園・降園のアプリ入力がおざなりだった。けさ7日(2022年9月)の「スッキリ」は、子どもが同じ園に通う保護者のこんな話を伝えている。
加藤浩次「一斉に入力してしまう人間がいたのでは...」
川崎幼稚園ではバスで登園する園児は園側、保護者が送り迎えする園児は保護者が、登園・降園をアプリに入力することになっている。ところが、あるとき保護者が迎えに行くと、すでに「降園」となっていた。「バスで帰ると思い事前にまとめて降園に入力した」という説明だった。園は一人ずつ確認して入力しているわけではなかったのだ。園児が死亡した9月5日も、補助員は下車した人数を確認しないまま、6人分をまとめて「登園」と管理システムに入力していた。
宮崎哲弥(評論家)は呆れてこういう。「管理アプリはこういう事故を防ぐために作られていると思うんですけど、まったく役に立っていませんよね。登園も降園も思い込みで入力していたら、このアプリがあるために、かえって弊害が起る」
司会の加藤浩次「全部、1個1個ちゃんとやってればチェックになるんだけど、一斉に入力してしまう人間がいたのではねえ」
いったん登園と入力されると、バスの中に取り残されても園内にいるものとされて、なかなか気づかれない。それが、今回起こってしまったのだ。
松田丈志(競泳元日本代表)は「流れ作業になっていたんじゃないかな」という。宮崎は「それじゃあ、意味ないんですよ」
この幼稚園は、園児の顔を一人ひとり見ながら運営していたのだろうか。もともとの園の体質に問題がありそうだ。
(カズキ)