「マスク生活で顎関節症増」報道は本当か 安部敏樹「仮説をファクトのように報じない方がいい」

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玉川徹「ちょっとエビデンスとしては弱いかな」

   この顎関節症について、アメリカの歯科医師会の歯科医師の62.3%が「増えた」と報告しており、トルコの研究チームは、毎日の長時間のマスク着用で顎関節症のリスクが高まると指摘している。宮本氏も「2019年と比較して、患者は2割ぐらい増えている。原因のひとつがマスク環境じゃないかと言われています」と話す。マスクがストレスになって、無意識に歯を食いしばったり、下あごでマスクをずらしたり、パソコンやスマホを操作する際に猫背になることがあごの関節に負担をかけているのだという。

   板倉アナは「20代から30代の若い女性に多い傾向があるようです。就職、結婚、出産といったストレスが原因になるという説もあるようです」とも説明した。

   顎関節症になりやすいのはどんな人か。板倉アナは「密でなくてもマスクをしている」「食事と寝るとき以外、ほとんどマスクをしている」「あごでマスクを動かしてしまう」「スマホの利用時間が増えた」の4つを挙げたのだが、これに対し、コメンテーターから異論が続出。

   浜田敬子(ジャーナリスト)は「私はどれも当てはまらないけど、20代の頃、あごがカクカクして痛いことがありました。でもコロナで悪化したということはありませんでした」

   安部敏樹(「リディラバ」代表)「コロナ禍で増加している要因はあるが、マスクが原因であるかどうかの因果関係はわからないということですよね。仮説をファクトのように報じない方がいいと思います」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「マスクとの相関関係しかわからないとなると、ちょっとエビデンスとしては弱いかな」

   思わぬ反応にタジタジとなった板倉アナだったが、最後は全員で予防法のあごのマッサージをして場を和ませていた。

(キャンディ)

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