園児置き去り死―なんだコレは?の管理態勢 谷原章介が「残念」な理由

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   「静岡県の川崎幼稚園の送迎バスに3歳児が置き去りとなり、熱射病で亡くなった事件。これを受けて開かれた静岡県の会見から、園のずさんな安全管理が明らかになりました」とMCの谷原章介が切り出すと、永島優美アナが「そして『めざまし8』では、園の関係者を独自取材。バスから降りる時には全員が降りたかどうかの確認をしていないなど、安全管理の実態が分かりました」と続けた。7日(2022年9月)の放送で「園児置き去り死」の新情報を伝えた。

   園の関係者は、番組の取材に対し「帳面があるんですよ。出席ノートみたいなのがあって園児が乗車したらそこに(補助職員が)丸印を付けます」。しかし降りる際の人数チェックについては「していない」と答えた。

  • 幼い命を守るには(写真はイメージ)
    幼い命を守るには(写真はイメージ)
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「子どもに寄り添ってくれる先生ばかりの良い園だ』と...」

   この関係者によると、職員は子どもたちを園に送り届けたら、乗車時のノートの情報をもとにタブレットのアプリに出欠に印をつけるという。そのため、死亡した3歳女児はアプリ上は「登園」となっていたが、クラスの担任、副担任は女児がクラスにいなかったことで「欠席」と認識。ノートやアプリを見て状況を確認することはなかった。

   また、この関係者は「いつもと違う人が運転していたから余計に悪いんだよ」とも話した。事件当日、普段送迎バスの運転を担当している職員が休みだったため、急きょ園長がハンドルをにぎることに。このことで、いつもの決まりの作業が行われなかった可能性があるという。

「いつもは運転する人が忘れ物がないか確かめて掃除したりする。(園長は)俺がやることじゃないと思っていたのかも知れない」(関係者)

若狭勝(弁護士)「重大死亡事故の背景には、300件くらいのヒヤリとしたりハッとしたりすることがあるという法則があると言います。この園においても、この事故以前に何らかの『ヒヤリハット』があったのではないか。警察はそこを調べて、『業務上過失致死』という責任追及しようとしているのでしょう」

   谷原「預けていたお母さんたちはみんな『子どもに寄り添ってくれる先生ばかりの良い園だ』と言っていました。残念なのは、その良い先生たちが、『誰かがチェックしているだろう』という意識のもと運用されていたのかも知れないということです」

(ピノコ)

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