五輪汚職で「札幌開催」吹っ飛んだ? 「影響なし」論に浜田敬子「甘いのでは?」

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   東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地検はきのう6日(2022年9月)、大会スポンサーだった出版大手の「KADOKAWA」の元専務らを贈賄の疑いで逮捕し、大会組織委元理事の高橋治之容疑者を受託収賄容疑で再逮捕した。事件が広がりを見せるなか、2030年冬季五輪招致を目指している札幌市について、7日の「モーニングショー」が取り上げた。

   2030年冬季五輪をめぐっては現在、札幌のほか米ソルトレイクシティー、カナダのバンクーバーが名乗りを上げている。年内にも候補地を絞り込み、来年5~6月のIOC総会で正式決定される予定だ。

  • 誘致活動に影響が?(写真はイメージ)
    誘致活動に影響が?(写真はイメージ)
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羽鳥慎一「どうもIOCの方が...」

   3都市の中では札幌が有力視されているようで、スポーツライターの小林信也氏は「IOCとしては札幌を選びたいという雰囲気でしたね。(コロナ下でも東京大会の開催を支えた)日本の企業への信頼と期待が大きかったと思います」と解説する。

   ところが、スイスのIOC本部で来週、バッハ会長と会談する予定だった札幌市長について、札幌市は5日、「IOCと日程調整がつかなかったため、渡航を見合わせる」と発表した。「どうもIOCの方が断ってきたということのようです」とMCの羽鳥慎一。

   JOCの山下泰裕会長は汚職事件の影響を否定しているというが、「札幌の五輪招致は厳しいということ。市長と合わなかったのは間違いなくそのメッセージ」と東京五輪組織委元幹部はみているという。羽鳥が朝日新聞の記事を紹介した。

   小林「火の中に飛び込むのは賢明ではないとIOCが判断をしたのだと思います。ただ、これで札幌の可能性がなくなったかについては、IOCはまだ空気を見ていると思います」

   番組で紹介された東京新聞の記事によると、札幌市招致推進部の担当者は「今回の汚職事件に絡み、招致反対の意見が十数件届いている」と明かす。東京大会招致に関わったJOC元幹部は「IOCは地元の支持率を重視し、スキャンダルや五輪のイメージ悪化を極端に嫌う。札幌にとってタイミングが悪い」とみている。

   浜田敬子(ジャーナリスト)「『影響はない』という山下会長の見立ては甘いのではないでしょうか」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「誰のためのオリンピックかといえば、政治家と企業とIOCのためのオリンピック。札幌市民はしっかり考えてもらいたいですね」

(キャンディ)

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