「30代以上の高い関心が集まりました」と7日(2022年9月)のTHE TIME,で司会の安住紳一郎アナウンサーが取り上げたのは、安倍晋三元首相の国葬に総額16億6000万円かかるというニュースだ。政府がきのう「現時点で見込まれる全体費用」として発表した。世論の批判を受けて公表した形だが、次の時点ではもっと増えるとでもいうのだろうか。
「オリンピックの時と同じことをしている」の声も
内訳は、警備費8億円、首脳級約50をふくむ190以上の代表団が参列と予想される海外要人の接遇費6億円程度。先月閣議決定した2億5000万円から、総額は6.6倍にふくらんだ。「言われて小出し小出し、姑息なやり方に見えて仕方ありません」(立憲民主党の安住淳・国会対策委員長)といった批判が噴出している。
宇賀神メグ・アナウンサー「JNNが実施した国葬賛否の調査です」
反対が51%と過半数だった。「当初の額とちがいすぎる。オリンピックの時と同じことをしている」「追加で6倍も費用がかかるとはありえない」「税金をATMと勘違いしているのではないか」の声が寄せられた。賛成は38%。「安倍さんの功績を考えれば国葬は当然」という50代男性もいたが、長い在職期間の一方で、政策評価は賛否が分かれる。森友・加計学園問題や桜を見る会をめぐる疑惑を「暗い負の側面」として指摘する批判も根強く、「国葬にふさわしいか」の疑問や反対論につながっている。
宇賀神「費用問題については、今週中にも国会閉会中審査で議論されるということです」
(あっちゃん)