月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系)9月5日(2022年)放送の第9話で、国土交通省事務次官の藤堂清正(小日向文世さん)の「信念」が垣間見える一幕があり、SNSでも関心を集めていた。(ネタバレあり)
東京湾岸地区再開発プロジェクトの調査を許可なく行ったことで謹慎処分を受けた小勝負勉(坂口健太郎さん)だが、清正周辺の談合疑惑について独自に調査を続けていた。
娘と亡き妻の写真を飾っていた
第六審査が下請けいじめの調査を進める、「小津建設」を営む小津耕介(竹財輝之助さん)の妻・環(前田亜季さん)は清正の娘だった。「(清正に)関わりたくない」と協力を拒んでいた環だが、白熊楓(杏さん)が勉を手助けするべく「力を貸してください」と頼み込んだことで、一転調査に協力することに。環が「亡くなった母の着物を借りたい」と清正に伝え、勉と楓は清正が出張でいない間に清正の自宅に潜入した。
幼少期の環と亡くなった母の2ショット写真が飾られているのを見て、環が「飾ってるんだ...何か意外」とつぶやく場面もありつつ、勉と楓は清正の部屋へ。出張に行っていたはずの清正が帰宅するハプニングもあったが、勉は「12月2日 喫茶シルビア」と、談合が行われるであろう場所と日時が書かれたカードを見つけた。
談合当日、「あんたたちだけに任せるわけにはいかない」「本庄(聡子、寺島しのぶさん)さんが刺されたんだ。悔しい思いをしてるのは君らだけじゃないよ」という風見慎一(大倉孝二さん)と桃園千代子(小池栄子さん)、六角洸介(加藤清史郎さん)も合流し、第六審査一同で喫茶シルビアに立入検査を行う。
しかし店内で行われていたのは、東京湾岸地区再開発プロジェクトではなく、小津建設が関わるバイパス工事の談合だった。さらに警察が乗り込んできて、清正と繋がっている人物としてマークしていたラクター建設の樋山雄也(平原テツさん)が、聡子への殺人未遂容疑などで逮捕、連行され、独占禁止法違反の聴取は先送りになってしまった。