「競争の番人」聡子(寺島しのぶ)の真の狙いは? 8話ラストに「まさか」「どうして」の声

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系)8月29日(2022年)放送の第8話ラストで、第六審査長の本庄聡子(寺島しのぶさん)と小勝負勉(坂口健太郎さん)がまさかの展開を迎え、視聴者が騒然となった。(ネタバレあり)

   勉の父、誠(高橋努さん)は、愛媛で小さな建設会社「小勝負建設」を営んでいた。仕事がなく、従業員への給料の支払いにも困る中、大企業「ラクター建設」の木下健一(石井正則さん)にそそのかされ、家族と会社を守るために談合に手を染めてしまう。

  • 寺島しのぶさん(写真:ZUMA Press/アフロ)
    寺島しのぶさん(写真:ZUMA Press/アフロ)
  • 寺島しのぶさん(写真:ZUMA Press/アフロ)

料亭で藤堂と密会

   誠がラクター建設に出向いた際、当時四国地方整備局長だった藤堂清正(小日向文世さん)が会議室にいた。健一は清正に誠を紹介がてら、「このあたりの大型案件は全部あの人が取り仕切ってる」と明かしていた。

   公正取引委員会の四国支所にいた聡子は急に仕事が増えた小勝負建設を怪しむが、誠は真実を話そうとしない。しかし勉の純粋な建設への思いに触れて改心し、聡子に談合の事実を告白した。

   その結果、小勝負建設は嫌がらせを受けるようになり、取引先からも見放されてしまう。誠は「あんたに言ってなかったことがある。談合を裏で取りまとめてるやつがいる。藤堂だ」と聡子に電話で伝言し、自ら命を絶ったのが15年前の話だ。

   誠の葬儀の日、清正が「人が1人死んだくらいどうってことありません」と陰で言っていたのを聞いた勉は、それ以来清正の談合を暴こうと躍起になっていた。

   検察官の緑川瑛子(大西礼芳さん)から渡された誠の供述調書に聡子の名前があったことから、勉は聡子に「何か、手がかりはありませんか?力を貸してください」と頭を下げるが、聡子は「私は、何も知らないわ」と言ってその場を去ってしまった。

   ラクター建設に談合の疑惑がかかり、勉は第一審査の面々とともに立入検査に出向く。その頃聡子は健一に会い、何やらラクター建設の資料を受け取って「引き続き、お願いいたします」と頭を下げていた。

   ラクター建設の立入検査は、上からの指示で途中で中止になってしまう。聡子を怪しむ勉は、聡子が清正に情報を漏らして清正から圧力がかかったとみる。聡子の後をつけると、料亭で聡子が清正と会っているのを目撃した。

「本庄さんもきっと戦ってる」

   勉は「本庄さんですよね、情報漏らしたの。何で藤堂に言ったんですか?」「俺、見たんです。まさか、藤堂と繋がってたとはね。本庄さんに裏切られるなんて、夢にも思いませんでした」と聡子を問い詰める。

   「裏切ってないわ」と否定する聡子に、勉は「あーつまり、最初から藤堂側の人間だったってことですか。見返りは?金ですか?出世ですか?なんですか!」と声を荒げる。

   聡子は「小勝負くん、これ以上藤堂には近付かないで」「あなたに藤堂は捕まえられない」と勉を制したが、勉は何も言わずにその場を去った。

   勉は、清正が出席する「東京湾岸地区再開発プロジェクト」の式典を訪れ、終了後に清正に接触し「談合はいつ行われるんですか?」などと詰め寄る。

   「談合と私を結びつけるものは何か見つかったんですか?」「1つ聞いてもいいかな。談合はそんなに悪いことか?私には、競争こそ悪に思えるが」と全く悪びれる様子のない清正に、勉は苛立ちを隠さず「あんたたちの談合、俺が必ず止めてみせる」と宣言した。

   帰ろうとする勉に「国交省の者」を名乗る男から、再開発プロジェクトの談合について詳しく話したいとの電話がかかってくる。勉が指定された場所に出向くと、背後から突然襲われた。ナイフで刺されそうになったところに聡子が割って入り、聡子が背中を刺されてしまった。犯人は逃走し、勉が「本庄さん、本庄さん...本庄さん!」と叫んだ―ところで第8話は終わった。

   8月22日放送の第7話から怪しい演出が目立っていた聡子が、勉をかばって命の危機にさらされたことで、ツイッターなどでは

「まさかの本庄さんが刺される展開...」
「藤堂と繋がってると思われた本庄さんが、どうして庇ったの?!無事であることを祈ります」
「本庄さんもきっと戦ってる、そして小勝負くんを守ろうとしてくれてるんだよね、ずっと、、。助かって」

といった声が上がった。

(TT)

姉妹サイト