「予防と治療、両方に効果が期待される新しいコロナの治療薬の使用が認められることになります」と30日(2022年8月)の「THE TIME,」で宇賀神メグ・アナウンサーが伝えた。
厚労省の専門部会は29日、アストラゼネカ社が開発した「エバシェルド」をワクチンの効果が得られにくい人などに使用することを認める決定をした。どんな薬なのか。
治療薬として、予防薬として
「専門家は2つの効果が期待できるといいます」と宇賀神が説明する。東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授によると、1つ目は治療薬としての効果。「重症・死亡の抑制効果が発症から3日以内ですと88%減少したということが報告されています」。2つ目は予防薬として。感染前に投与することで発症を抑える効果が期待されている。「この抗体製薬の投与によって、発症リスクが83%減らせたという報告が出ています」。有効期間は6カ月という。
副反応については「臨床試験では有害事象というのは、特に多かったということは報告されてませんから、比較的安全に使えるお薬としてもいいと思います」。また、ワクチンと同じ筋肉注射だが、「短時間に注射による治療がすむっていうのも取り扱いやすい特徴の1つです」と語る。
視聴者からは「コロナがインフルエンザ並みになるには薬が必須だと思う」(60歳以上の女性)、「この薬でマスクや行動制限のない元の暮らしに戻ることを期待したい」(60歳以上男性)といった声が寄せられている。
司会の安住紳一郎「承認が決定したということで、あとは大臣がハンコするだけというところだと思います」
(一ツ石)