「福岡・5歳児餓死」ママ友初公判 阿部祐二が「取材した感じ」で語った「(被告の)想定外」

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   一昨年2020年4月、福岡県で5歳の碇翔士郎ちゃんが餓死した事件。すでに母親の被告(40)には保護責任者遺棄致死で懲役5年の実刑判決が出ているが、この母親を精神的に支配し指示をしていたとされるママ友の被告(49)に対する初公判が昨日8月29日に開かれた。

  • 番組ツイッターより
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被告は起訴内容を否認

   母親被告の弁護人によると、被告はママ友被告にマインドコントロールされた状態だったという。ママ友被告から「(他の)ママ友が悪口を言っている」「夫が浮気をしている」などのウソを吹き込まれ、これを信じ込んでしまった母親被告は周囲から孤立し、夫とも離婚。さらに「暴力団に顔の効くボス女性」に198万円を支払い、トラブル解決や浮気調査を行ったというが、そもそもトラブルはウソでボス女性も架空のものだった。通帳やキャッシュカード、財布などはママ友被告が管理し、収入もすべて渡してしまっていた。翔士郎ちゃんは食事量を管理され、幼稚園もやめさせられた。そして、体調不良になったときも病院に行かせてもらえず餓死してしまう。

   昨日の初公判で被告は起訴内容を淡々と否認、198万円の詐欺・窃盗についても「頼まれて預金を下ろしただけ」と主張した。傍聴した東まどか記者によると、被告は淡々と前を見てかなり落ち着いた様子。メモを取っていて冷静だったという。

   森迫永依(女優)「被告もお母さんじゃないですか。翔士郎ちゃんを見て何を思ったのか、すごく嫌な気持ちになる」

   ヒロミ(タレント)「自分の子どもを亡くすまでマインドコントロールが解けないものなのか」

   阿部祐二リポーター「マインドコントロールされている側からするとレールから外れるのは難しい」

   ロバート・キャンベル(日本文学者)「マインドコントロールが成り立つ条件は外部の情報を遮断すること。一般的に浮気や悪口はエビデンスを確認すると思うが、自分が薄々そうだと思えばそれを支持する情報しか入ってこない確証バイアスがある。(略)支配欲なのか、金銭的なものなのか。後者であるなら翔士郎ちゃんを生かしたほうが、養育費や生活保護などお金が入る。死なせてしまうのは想定外だったのか」

   阿部祐二リポーター「取材した感じでは想定外だったのではないか。お金のほうに重きをおく方が自然かなと思う」

   裁判の予定は、母親被告の証人尋問が明日行われ、真っ向から主張が対立する2人が法廷で対峙することになる。

(みっちゃん)

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