「政府は安倍元首相の国葬の経費を小さく見せようとしていると、野党は岸田首相に説明を求めています」。けさ30日(2022年8月)の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎がこう伝えた。29日、野党は政府の担当者を呼び合同ヒヤリングを実施した。
「2.5億円だけが閣議決定で財政民主主義の観点からも、おかしいという認識は皆さんの中にないんですか、あるんですか」(立憲民主党の柚木道義衆院議員)。「100億円になる可能性が十分にあるということなんですか?警備費」(同党の井坂信彦衆院議員)
「総理自ら国会で説明するよう求めています」
こうした野党の追及に対し、警察庁の担当者は「現段階において申し上げられる予算規模経費の規模は申し上げられません」「どの程度になるのかというのは正直まだ判断つかないところでして」などと、「答えられません」を繰り返した。
9月27日に予定されている「国葬」、政府は国会審議の必要ない「予備費」の中から約2億5000万円を支出することを決定した。しかし、この金額には会場以外の警備費用が含まれていないことから、野党側は総額などを明らかにするよう求めたのだ。
立憲民主党の安住淳・国対委員長は「全部積み上げたら2億5000万円で収まるわけがないんだから。(経費を)小さくみせようということがにじみ出るから、そういう姑息なことをやってるから不信感を持たれるんじゃないんですか」と批判する。
安住「立憲民主党は、国葬は岸田総理の政治決断だったとして、総理自ら国会で説明するよう求めています」
この「国葬 2.5億円『収まるわけない』」は「ニュース関心度ランキング」でも3位に入っていた。
(一ツ石)