「サル捕獲」麻酔銃で通報女性を誤射 なぜ?武井壮が指摘した根本的な疑問

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   30日(2022年8月)の「めざまし8」は、静岡県富士市で起きた事故について伝えた。「きのう、静岡県の駅付近でサル捕獲のための麻酔銃が誤射され、近くにいた女性に直撃しました。女性は一時意識不明となりました」とMCの谷原章介が切り出すと、画面は現場となった静岡県のJR富士川駅付近に立つ田中良幸キャスターへ。

   田中キャスターは「富士川駅からは200メートルほど南に離れたところ。かなり交通量の多い、県道沿いが現場となります」と報告を始めた。

  • サル捕獲をめぐり…(写真はイメ―ジ)
    サル捕獲をめぐり…(写真はイメ―ジ)
  • サル捕獲をめぐり…(写真はイメ―ジ)

「銃口が人に向いていたというのも...」

   田中キャスターの説明によると、この付近では7月くらいから市に対してニホンザルの目撃情報が寄せられており、市はきのうから麻酔銃を使った捕獲作戦に乗り出していた。そして午後3時ごろ、住宅の塀の上を1匹のサルが歩いているのを周辺に住む女性が発見し、市に連絡。現場には市の職員3人と麻酔銃が使える専門の業者1人がやってきた。

「女性が(サルの)写真を見せながら説明をしていたところ、10メートルほど離れた場所にサルを発見。そこで業者が麻酔銃の準備を始めました。空気漏れを防ぐため銃身の部分にテーピングをしていたところ、引き金の部分に誤って触れてしまって誤射をしたと。すぐ脇にいた連絡をした女性の左腕に矢が刺さり、女性は次第に意識が薄れていって、最終的に気を失ってしまったと」(田中キャスター)

   市の職員は女性を車で病院に搬送。女性は1時間ほどで意識を回復し、会話ができる状態になったといい、「命に別状はない」と発表されたそうだ。

田中キャスター「ただ、被害者の関係者の話によると、確かに命に別状はないものの、刺さった矢の傷が相当深いと。矢の先に返しが付いていて、切開して取り除かなければならなかったそうです。まだ痛みもあり、きのうの夜からずっと吐き気が収まらず、何度も吐いているそうです」

   谷原は「テープを巻くというのは、通常行われることなんですか?」と質問。田中キャスターは「そもそも麻酔銃というのは空気の圧力で矢を飛ばすものなので、空気が漏れていたというのは相当使い古されていたのではないかと。空気が漏れているのなら、修理に出すのが一般的だと指摘していました」と、専門家の話を紹介した。

   谷原「テープを巻くにしてもなぜ引き金に手がかかっていたのか気になります」

   武井壮(タレント)「引き金もそうですけど、銃口が人に向いていたというのも...。銃器を取り扱う基本中の基本ですよね」

(ピノコ)

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