29日(2022年8月)の「めざまし8」で、倉田大誠キャスターが「人手不足の解消ために導入されたはずのセルフレジが、返って人手不足を招いているんです。どういうことなのでしょうか」と切り出した。
画面が、とあるスーパーに切り替わると、そこには「従業員の人員不足によりしばらくの間セルフレジは封鎖いたします」という張り紙が。SNSではこの張り紙を見て「仕事量が増えているだけで意味がない」「本当に本末転倒ですね」などの声が上がっているという。
谷原章介「逆に混乱が起きている」
番組が店舗に電話をかけてみると、「セルフレジ封鎖の張り紙にも書いてある通り人員不足なので電話の対応もできない状況で...。取材にも対応できません」と取材を断られてしまったそうだ。
スーパーの利用客に話を聞いてみると、担当の従業員はいつも1人はいて、高齢者など使い方に慣れていない客の対応に追われているという。また、近くの別のスーパーが閉店したため、利用客も増加しているという。
MCの谷原章介「人員不足だとか、仕事の分担の切り札としてセルフレジがあるのに、逆に混乱が起きている」
橋下徹(弁護士)は「日本らしいというか。色んな問い合わせにきちっと対応するために人員を置くっていうね」とコメントすると、「僕、セルフレジってコンビニで使ったことしかないのだけど、商品も自分で?」と質問。
すると古市憲寿(社会学者)が「コンビニでも商品も自分でやるところがあって、バーコードをピッピッとかざしていって最後にお会計する」と説明した。
橋下は「でもそれって今までのレジ作業の流れは踏襲しているわけでしょ?そうじゃなくて、スマホを活用したりすれば」と提案。古市は「ユニクロなんかはカゴに入れた物をそのまま置けば、それだけで一気に会計できますもんね」と返した。
谷原「現状のセルフレジってIT化ではなくて、仕事をする人を変えただけなんですよね」
長谷川ミラ(モデル)「何が1番難しいかってピッピッて商品をかざす時よりも、その後の『レジ袋いるか、いらないか』『ICカードをタッチするか現金にするか』...。もしかしてこの工程が高齢者の方には特にネックになってしまっているのかな」
MCの永島優美アナ「あと、後ろに人が並んでいると焦ってしまいますよね」
谷原「永島さんはそういうプレッシャーに弱そう(笑)」
(ピノコ)