1979(昭和54)年7月。暢子(黒島結菜)の申し出を受け入れ、矢作(井之脇海)が料理人として働くことが決まったことで、沖縄料理店「ちむどんどん」の開店準備は順調に進んでいる。
矢作の料理人としての腕前は申し分なかったが、暢子たちには1つ気がかりなことが。矢作の斜に構えた態度が相変わらずなのだ。そして矢作が「料理以外の仕事はしない」と宣言したことで、暢子の仕事がますます増えてしまう。
働きすぎの暢子
同じころ、沖縄・やんばるでは良子(川口春奈)が地元で採れた野菜を作った給食を作るという試みに挑戦していた。また、人前で歌うことができるようになった歌子(上白石萌歌)は自信を付け始めていた。
そして賢秀(竜星涼)は、千葉の養豚場で大きな仕事を一任されるまで成長していた。
働きすぎの暢子を心配する夫・和彦(宮沢氷魚)。やんばるでは母・優子(仲間由紀恵)、良子、歌子も暢子を案じていた。
優子の決断により、暢子のサポートのため上京してきた歌子。東京・杉並の暢子の家に滞在し、家事や開店準備を手伝うことになった。
三郎(片岡鶴太郎)たちを呼んだ歌子の歓迎会が終わったころ、ある知らせが届く。智(前田公輝)が事故に遭い、重症を負ったというのだ。暢子、和彦、歌子は智が搬送された病院に向かう。そこで見た智は......。
時は経ち、沖縄料理店「ちむどんどん」開店の日。歌子や矢作の働きに支えられ、店は大繁盛した。
一方、「うまんちゅ給食」と名付けたプロジェクトのもと、2度目の学校給食改善への挑戦に向けて奮闘している良子のもとに、ある人物が姿を現す。