<今週のワイドショー> 下関国際、「弱小」から「準優勝」まで 「夏の甲子園」もうひとつのドラマ

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   全国高校野球選手権大会は22日(2022年8月)の決勝で、宮城県代表の仙台育英が優勝し、春夏を通じた甲子園大会史上、初めて東北勢が全国制覇を遂げました。1915年に始まった長い大会の歴史で、東北勢の悲願だった「白河の関越え」。ワイドショーは、優勝フィーバーに沸く地元の様子など、例年にない手厚さで快挙を報じました。

  • 甲子園の熱戦が幕を閉じた(写真はイメージ)
    甲子園の熱戦が幕を閉じた(写真はイメージ)
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仙台育英の「東北勢初」優勝への熱狂ぶり

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の<宮城出身・玉川徹 甲子園「東北勢初」優勝に「『うれしい』では軽いんですよ」>(23日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、玉川徹さんが「東北出身者でないと、この重みは絶対わからない」と熱く語ったとあります。

   仙台育英・須江航監督の優勝インタビューも紹介しています。

「青春ってすごく密。すべてダメだと言われる苦しい中であきらめないでくれた。全国の高校生のみんなが本当によくやってくれた。ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらと思います」

   コロナ禍で、授業や部活、行事など幾重にも制限された高校生たち。監督が送ったエールは、高校生だけでなくコロナ禍に苦しむすべての人たちにも通じるものでした。

   「仙台育英の凱旋フィーバー 『ハイボール1杯98円』(略)の張り紙も」(24日、フジテレビ系「めざまし8」)は、チームが凱旋した仙台市内の様子を紹介しています。商店街には「50%オフ」や「刺身770円→400円」などの張り紙もあったようです。

   「『白河の関(跡)』注目度急上昇! 仙台育英『東北勢初の優勝』の熱狂ぶり」(24日、日テレ系「スッキリ」)は、「白河の関」が観光人気になっている様子も伝えました。白河神社の参拝客は、普段の数十人から数百人に増え、神社は今後、例年東北6県の代表校に送っている「通行手形」を一般客にも販売するそうです。

   敗れたものの、大阪桐蔭や近江を破った下関国際の活躍も印象に残りました。「優勝・仙台育英の監督が『コロナ禍下の青春』にメッセージ(略)」(23日、日テレ系「スッキリ」)にある、坂原秀尚監督(45)の熱血ぶりが読ませます。

   広島県出身。高校野球の監督を目指して教員免許取得のため下関市内の大学に通っていたころ、下関国際の野球部に監督がいないことを知り、校長に「給料もいらないから教えさせてくれ」と猛アピール、17年前の2005年に晴れて監督に就任しました。

   当時はグラウンドは雑草だらけで部員も少ない弱小チーム。県大会で1勝するまで3年かかったとあります。「強豪校に育てる」という信念の下、就任から12年後の2017年に甲子園に初出場を果たし、さらに翌18年は甲子園でベスト8、そして今年は決勝に進むという驚きの躍進ぶりでした。

   いつも数多くのドラマを残す甲子園の夏。自分も「密な青春」を思い出し、しばし心が温まりました。

(コムギ)

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