旧統一教会との関連が指摘されている山際大志郎・経済再生担当相が、「これまで確認できない」としていた会合への出席をきのう25日（2022年8月）、一転して認めた。そのあきれた言い分を26日の「モーニングショー」が伝えた。
山際氏がこれまでに認めていた旧統一教会との関係は、2013年に会費1万円を支出したこと、18年に会合に出席したことの2件。関連団体が16年にネパールで行った国際会議への出席についても映像などが報道されていたが、事務所は「確認できない」と回答していた。
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山際大志郎氏（写真：つのだよしお／アフロ）
成田悠輔「のらりくらりというか...」
しかし、きのうの記者会見では「報道に出ているものを見る限り、私は出席したと考えるのが自然だと思います」と独特な言い回しで出席を認めた。さらに、2019年に都内で行われた会合への参加について質問されると、主催者に先輩議員や大使経験者の名前があったことを挙げて「おそらくそういうことから判断して、出席を決断したのではないか」と他人事のように説明した。
また、2010年に旧統一教会創始者の文鮮明氏も参加した韓国での会議への出席者名簿に自身の名前があることについては、「2016年、2019年のものですら定かではないわけですね。それ以前のものはよほど強烈な印象が残っていない限り、記憶をたどれと言われても正直申し上げて難しい。ただし、もしそういうことがホームページ等に載っているなら、出席したというのは、そうなのではないかと思います」と悪びれずに語った。
成田悠輔（米イェール大学助教授）「のらりくらりというか、他人のことを話しているようで不思議な説明の仕方ですよね」
玉川徹（テレビ朝日社員）「言い訳がひどい。この人はいったいスケジュール管理をどうやっているのか。あのときどうだったかということを一切振り返れないなんて、スケジュール管理でもなんでもない。そういうことが本当に行われている政治家なら、経済再生担当大臣なんかに向いてないですよ」
このニュースの後、番組では成田氏が著書『22世紀の民主主義』の中で提案している「政治をAIに任せる」というテーマを特集したのだが、MCの羽鳥慎一が最後に紹介した視聴者からの意見が秀逸だった。
「みなさんから寄せられた意見で最も多かったのは、『どこの会議に出席したかも覚えていない政治家に任せるぐらいなら、AIに託すほうがいい』でした。結構きたらしいです」
（キャンディ）