「トラコ」鈴木保奈美の「和服&啖呵」が「凄い迫力!」 「愛がある」女性・母を好演

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   橋本愛さん扮する謎の家庭教師・根津寅子(通称トラコ)が、問題を抱える3つの家庭で授業を行う「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)。第6話(8月24日、2022年)のテーマは「人は愛で動くのか、お金で動くのか?」。

   第3話で息子とぶつかり合いながらも夢を応援する母親を熱演した鈴木保奈美さんが、今回は妻として女性としての生き様を好演。美しい着物姿で啖呵を切る姿には、SNSでも称賛の声があがっていました。(以下ネタバレを含みます)

  • 鈴木保奈美さん(写真:西村尚己/アフロ)
    鈴木保奈美さん(写真:西村尚己/アフロ)
  • 鈴木保奈美さん(写真:西村尚己/アフロ)

夫の新頭取就任記念パーティーで

   里美(鈴木保奈美さん)は、銀座の一流クラブで働いていた時代に銀行家の愛人となり、守(細田佳央太さん)を出産。先妻の死後に守を連れて結婚しますが、夫からも先妻との子の椿と憲一からも冷たくあしらわれ、肩身の狭い思いに耐えてきました。唯一の望みは、トラコのおかげで守との関係がよくなり、成績も急上昇していること。そんな里美に、トラコはある作戦を仕掛けます。

   偶然を装って児童養護施設で暮らす男児と里美を出合わせ、「児童養護施設が閉鎖寸前で、救うには3000万円必要」と吹き込むと、情に厚い里美は夫や椿と憲一、知り合いにまで助けを求めますが、彼らは私利私欲のためにお金を使うだけで、人助けには無関心。そんな中、守はなけなしのアルバイト代からお金を工面し、里見を励ますのでした。

   最大の見せ場は、夫の新頭取就任記念パーティーでの一幕でした。最初は着物姿で健気に振る舞っていた里美ですが、自分や守を軽く扱う一方で椿や憲一には甘く、愛人を堂々と連れ歩く夫の姿を見て、ついにブチギレます。椿が弾く3000万円のバイオリンと憲一が買った3000万円の絵画をぶち破り、1本300万円のワインを空中へ。夫は「気は確かか」とうろたえますが、実はこれらはすべて、トラコが取り替えた偽物でした。

「あんたたち、気取って自分達がさも一流みたいな顔してるけど、こんな偽物に気づかないんじゃない。まあそんなの、どうでもいい。私はね、あなたの愛だけはずっと本物だと思おうとしてた。だから憲一さんや椿さんを本当の子どものように愛そうと思ってた。この家を愛がいっぱいあふれる家にしたくて、自分の気持ちを抑えて頑張ってきた。でも、もううんざり! 物の価値も分からないくせに、くだらない金の使い方ばかりしてる人たちと一緒にいるのは!」

   腰を痛めて倒れ込んだ里美に手を伸ばしたのは、守だけでした。里美を背負って会場から抜け出し、「さっき、かっこ良かったよ。俺、この人から生まれたことをすっげえ誇らしいと思った。この人の息子ですっげえ幸せだと思った。何があっても、絶対この人を不幸にしないぞって思った」と守。

   啖呵を切って家を飛び出し、「自分の力だけで東大に行かせます。お金はなくても、愛がありますから、私には」と言い切った里美には、母として、女性としての強さと自信が漲っていました。こうした里美の姿は、ツイッターでも「凄い迫力!」「高飛車に見えて愛がある女性を完璧に演じている」などと注目を集めていました。

   結局、児童養護施設は里美の貯金1000万円と、守と友人が工面した6万3000円、さらに足りない分は里美が借金して寄付したため、存続できることに。里美にお金を払わせるよう仕向けたトラコの作戦は、見事に成功したのでした。なぜトラコは、こんなことをするのか。トラコが嫌いな6つ目の言葉や「愛」だと明かされましたが、次回はついに本当の目的が明かされるようです。

(Hibunny)

姉妹サイト