安部敏樹が語った「不登校とナイフ持ち歩き」の過去 渋谷親子刺傷事件でコメント

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「新たな供述です」ときょう24日(2022年8月)の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が切り出したのは、東京・渋谷で親子が女子中学生に刺された事件の続報だ。逮捕された15歳の少女は事件当日の電車の中で「きょう人を殺そうと決めた」と話しているという。

「周囲のサポートもあったが、最後は自分で自分のことを認められるか」

   警察の調べによると、逮捕された少女は事件当日、母親に「塾に行ってくる」と告げて家を出た。しかし、「塾に行くのが嫌になり、電車に乗った。当時、500円持っていたが、交通費に400円を使い、所持金もないのできょう人を殺そうと決めた」といい、逮捕時に持っていた3本のナイフについては「事件の3日前からリュックに包丁を入れていた」と供述している。さらに、「不機嫌になると態度に出る母親に最近自分も似てきていると思い、母親を殺そうと思った」とも話しているという。

   森山みなみアナウンサーは、少女の家庭環境について、捜査関係者の話を伝えた。少女が小学生の時、両親は離婚し、現在は母親と1つ下の弟と3人暮らし。少女は中学1年の頃から断続的に不登校になったが、学力に問題はなく、トラブルやいじめもなかったという。

   少女の母親は「娘は生真面目な性格。反抗をするといったことはなかった」「娘に対するしつけや弟との扱いの差で、娘が不満に感じることはあったかもしれない」と話しているという。

   浜田敬子(ジャーナリスト)「私の娘も同世代。自分は子どものことを理解できているのかと改めて考えた。身につまされる事件です」

   「安部さんは一時期不登校の時期があったそうですね」と羽鳥にコメントを振られた安部敏樹(「リディラバ」代表)は「僕自身、14歳の時に不登校になり、家庭で事件を起こした」「母親にけがをさせてしまった」と明かし、「僕も年子の弟がいる。比較される難しさはある。(今回の事件で)自分の昔を思い出した」と語った。「僕も当時、ナイフを4本持ち歩いていた。自分の命はどうなってもいいと思っていたし、その分、他人の命も軽く見えていた。比較されて生きていくことについて、行き詰ったものを終わらせたい気持ちもあった」と振り返った。

   立ち直ったきっかけについては、「周囲のサポートもあったが、最後は自分で自分のことを認められるか。(容疑者の少女も)罪を償ったら、自分で自分のことを好きでいられるように生きてもらいたい」と語った。

(キャンディ)

姉妹サイト