NHKの朝ドラ「ちむどんどん」8月23日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)は、店のことなどを相談しようと、和彦の母・重子(鈴木保奈美)のもとを訪れる。和彦は自らの退職については秘密にしようとするが、重子はそのことを知っていた。(ネタバレあり)
最初の印象からコロコロと変化
ついでに、暢子が妊娠していることを告げると、重子は驚きと喜びで、「ちむどんどん」が誕生する子どもの名前だと勘違い。
ジョークにしては、駄作だと思った反面、重子が筋金入りの世間知らずなのではと改めて思って吹いた。
その後、暢子と和彦はそれぞれ自分の人生を軌道に乗せるべく、暢子は妊娠しながらも、房子(原田美枝子)の言いつけ通りに店で雇う料理人を探し、和彦は自分の企画をマスコミに売り込みに。
重子はその間に、生まれてくる孫の子の名前を考え続けていたのだ。中原中也の詩を再読したりしたのかもしれない。それこそ「ちむどんどん」していたでしょうね。
和彦を喫茶「サーカス」に呼び出して、子どもの名前の話になった場面、男子と女子の名前をそれぞれ20個も考えてきた。重子は和彦に離婚を勧めていたけど、孫ができると知って、喜びのあまりそんなこと忘れてしまったんではないだろうか。「孫ができたことが本当にうれしくて一生懸命考えたんだろうなぁ」「生まれる前から孫煩悩おばあちゃんしてるぞ」「重子さんを見てると最近ほっこりするのはオレだけ?」などの声でネットでも関心を集めていた。
重子は、本当に最初の印象からコロコロと変化する。「しいちゃん」と自分を呼ばせたり、暢子の味方になって和彦に離婚を勧めたり、純粋な文学少女のままなんだろうなと感じる場面が多い。あれこれと妄想する重子が目に浮かぶ。時より暴走するのも純粋のままだからなのだろう。
重子のワンピースは、毎回素敵なので、房子の着物と同様に毎回チェックするのが楽しみ。重子の考えた子どもの名前、どうなるのか見届けたい。
(Y・U)