「母と弟殺害の予行演習で刺した」供述の中3少女 「動機」に識者は慎重な姿勢 (めざまし8)

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   23日(2022年8月)の「めざまし8」は、東京・渋谷の路上で見ず知らずの母娘を刺したという中学3年生の少女について伝えた。堀池亮介キャスターが「母を殺そうと思い、予行練習のために刺したと供述している15歳の少女について、少女の知人はフジテレビの取材に『一緒にご飯を食べている仲の良い普通の家族』と話しました」と切り出した。

   この知人女性は「とっても優しい人だったんですよ。勉強できる子みたい」「いつもお母さんの手伝いをしているのを見かけているんです。洗濯物を取り込んだり、ゴミを出したりしているんですよ」とカメラに向かって話した。

  • 番組ツイッターより
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永島優美アナ「子どもたちの小さな変化に...」

   一方でこんな話も。母親が、娘について「部屋の中ばっかり。外で遊びなさいって言っても、外であんまり遊びたくないって」というようなことを話していたというのだ。

   さらに番組は、警察の調書に対する母親の言葉も紹介。「娘は部活をやめたことや、友達同士の派閥争いを理由に学校に行かなくなった」と話しているという。中学1年生の3学期から不登校になった少女は、学習支援や高校受験用の塾には頻繁に通っていたそうだ。

   少女は「機嫌が悪くなるとすぐに態度に出る母親の嫌いな癖に自分が似てきたので母を殺そうと思った」「母親を殺そうと思ったのは最近」「母が殺されたのを弟が見るのはつらいだろうから、母と弟を殺そうと思い予行練習のために2人を刺した」などと供述しているが、新潟青陵大学大学院の碓井真史教授は「出てきている供述が本当に事件の動機として語っているのかどうかはまだ分からない」と慎重だ。

   10代の子を持つ三浦瑠麗(国際政治学者)は、「まずは少女が通っていた学校や地元の人たちの不安を解消すること。カウンセリングも大事ですが、気軽にスマホでも答えられるアンケートなど、きめ細やかなモニタリングをすることが必要」と指摘。

   さらに「親として何ができるか」と問題提起し、「多少なりともインターネットで見ているコンテンツを管理するであるとか、あるいは人と人とのつながり。コロナで相当程度つながりがなくなってしまったので、それをもう少し回復していくことはできるかもしれない。こういう異常な犯罪を起こしてしまった少年少女とは言え、その異常性は別途、犯罪心理に詳しい人がちゃんと究明していくべきです」と意見した。

   MCの永島優美アナは「対応を迅速に進めながら、子どもたちの小さな変化に大人たちが気付いてあげることが大事なのかも知れません」とまとめた。

(ピノコ)

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