「療養証明書」求め行列、記入作業が深夜まで続くクリニックの現実(THE TIME,)

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   司会の安住紳一郎アナが「発熱外来のクリニックが、これまでとは異なる理由で混雑しているようです。昨日8月21日の全国の新規感染者数は22万6000人を超え、岩手県や徳島県では過去最多を更新しました。行動制限のないお盆休みが終わり、感染の地方への拡大が顕著になっています」と切り出した。

   休み明け、千葉市の東京ビジネスクリニックの発熱外来には長い行列ができていた。内藤祥院長は「250~300人ほどの受診がありましたが、半数以上が療養証明書の提出のために受診されているケース」と話す。

  • 患者激増で「療養証明書」も追いつかない…
    患者激増で「療養証明書」も追いつかない…
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安住紳一郎「なかなか仕組みが変わらない」

   療養証明書は職場に復帰する際や保険の給付金を請求するために求められることがあり、保健所が発行するもの。しかし、その前提として医師が保健所に発生届けを提出する必要がある。お盆期間に医療機関にかからずに療養を終えた人たちが、発生届を提出してほしいと詰め掛けているのだ。

   内藤院長は「陽性者の氏名、生年月日、住所、電話番号、家族構成、感染経路などを記入する。1人分5分だとしても200人で1000分かかる。21時に診療を終えてから深夜までこの作業をしている。負担は大きい」と話す。

   安住アナは「ずいぶん前からこの問題は言われていましたが、なかなか仕組みが変わらないんですよね。結局、病院に罹らず病気を治したとしても、この証明書を出してもらうために、治ってから病院に行って、医師から一本連絡を入れてもらわないとこの証明書は出ない。その結果病院は大変混乱してしまう。何かひとつ、療養が終わった人が届け出る部署を作ればいいと思うんですけどね。なかなかうまくいかないようです」と指摘した。

(バルバス)

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