沖縄料理店の開店を目前に暢子(黒島結菜)の妊娠が発覚。しかもその直前に、安定した稼ぎ頭であった和彦(宮沢氷魚)が東洋新聞社を退職することが決まっていた。
夫婦の状況を知った「アッラ・フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)は、暢子が店を出すことに反対し始める。
「店を出すことを諦めない」のなら...
「店を出すことを諦めない」と断言した暢子に、房子は3つの条件を出す。そしてそれらを全部満たすことができたなら、店を出してもいいと迫る。
一方、沖縄・やんばるでは、小学校の給食主任を任された良子(川口春奈)が、学校給食の改革に挑戦し、苦戦していた。困り果てた良子は、母・優子(仲間由紀恵)に相談する。
暢子と和彦は、沖縄料理店の相談をするため、重子(鈴木保奈美)のもとを訪れる。和彦は退職したことを重子には隠すつもりでいたのだが、重子はすでにそのことを知っていた。そして...。
房子の出した条件の1つ、それは店の料理を一人でできるほどの腕を持つ料理人を雇うこと。しかし暢子はなかなかそんな料理人を探し出すことができないでいた。
そんなある日、暢子の目の前で食い逃げ騒動が起きた。食い逃げ犯人は「アッラ・フォンターナ」の元料理人・矢作知洋(井之脇海)であった。暢子は矢作に、沖縄料理店の料理人にならないかと申し出るが、矢作はそれを断ると姿を消してしまう。
同じころ、やんばるでは、歌子(上白石萌歌)が初ライブを開催するために動いていた。準備を手伝っているのは智(前田公輝)だ。そしてライブ当日を迎え、大勢の人の前に立った歌子は...。
一方の暢子は、三郎(片岡鶴太郎)の協力を得て矢作の居場所を突き止める。そして矢作を「アッラ・フォンターナ」に連れていく。
大迷惑を2回もかけ、房子に会うことをためらっていた矢作。しかし房子はそんな矢作を思いも寄らない形で向かい入れる。