KDDI詐欺メール「返金お知らせ」本物と同じ 「リンクは押さないで」(めざまし8)

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   倉田大誠アナが「お伝えしたい注意喚起があります」と切り出し、「7月に大規模通信障害があったKDDIの補償問題で、今、詐欺メールが相次いでいるんです」と伝えた。KDDIでは8月16日から大規模障害の対象者に返金の案内を始めているが、SNSでは「怪しいメールが来た」との声が多数上がっている。

  • KDDIを装う詐欺メールに注意
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本物にはリンクURLの掲載はなし

   怪しいメールの文面には「重要 auから大切なお知らせです」として「詳細はこちらから」とURLが記されている。しかし、このメールをよく見ると、送信元はauではなくNTTドコモからのものだった。KDDIでは「ご返金に関してお送りするSMS本文には、リンクURLは掲載しません」と注意を呼び掛けている。

   では、このURLにアクセスするとどうなるのか、番組スタッフが試してみると...。画面は「総額3億円還元祭」という別のページに飛び、スクロールしていくと個人情報を入力する欄もある。

   ITジャーナリストの三上洋氏は「個人情報を入力すると、アカウントを乗っ取られる恐れがあります」と言う。これはいわゆる「フィッシング詐欺」といわれるメール。コロナ禍で急増しているという。7月のフィッシング詐欺報告件数は10万7948件と過去最大を記録している。三上氏は「フィッシング詐欺のメールは極めて巧妙になっている。本文は本物と同じ、見た目のリンク先も同じで、本物と偽物の見極めが難しいほど。本物でもリンクは押さないことです」と注意を促した。

   司会の谷原章介が三上氏の解説を聞いて「でももし本物だったら、リンクを押さないといろんな手続きが滞るのではないかと思ってしまいますね」とコメントすると、永島優美アナは「そうですよね~。こういうメールが来た瞬間って焦ってしまいますよね」とコメント。

   谷原が「昔はどこか文面がおかしかったりしたんですが、今は洗練されている」と言うと、ニュースメディア「ウートピ」編集長の鈴木円香は「実は私、こういうショートメールできた詐欺に、見事に引っかかってしまったんです。実害もありました」と告白。続けて、「今はすべてのデータがスマホやパソコンからクラウドに上がっていますから、ここに侵入されて、被害甚大でした。恐ろしいですから、絶対に踏まないで」と訴えた。

   谷原がフジテレビ解説委員の風間晋に「風間さんも押さないでくださいね」と注意を促すと、風間は「私は怖がりなのでやりません」とコメント。

   倉田アナは「そのほうがいいです。KDDIもアクセスしないように呼び掛けています」と念を押した。

(バルバス)

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