文化庁宗務課長「(名称変更は)騙すことにつながらない」 政治アナリスト「何を根拠に」(モーニングショー)

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   旧統一教会と政府与党との関係をめぐり、きのう18日(2022年8月)、野党合同ヒアリングが開催され、旧統一教会の名称変更について議論された。きょう19日の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一がパネルを使って詳しく伝えた。

   旧統一教会は1997年に名称変更について文化庁に相談したが、このときは申請書は提出されなかった。当時、文化庁宗務課長だった前川喜平・元文科事務次官は「実態が変わっていないのに名前だけ変えることはできない、認証できないので申請は出さないでくださいという対応をした」と説明している。申請書は2015年の安倍政権下で初めて提出され、「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」への変更が認証された。

  • 名称変更の経緯に数々の疑問点
    名称変更の経緯に数々の疑問点
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玉川徹「変更を認めない方針が2015年になぜ変化」

   この経緯についてきのうのヒアリングでは、「名称を変えることはだますことにつながる。正体隠しではないか」という野党議員の指摘に対し、文化庁宗務課長が「名前を変えること自体は人をだましているという行為にはつながっていかない」と回答。「名称変更でさらに被害が拡大するということを考えて調査すべきではないか」との指摘に対しては、「性善説に立っている」。数々の裁判が起こされていることについては「民事事件はたくさん起こされたことはあるが、刑事事件は役員・職員の立場で実刑を受けた方はいない」などと釈明していた。

   多田文明(旧統一教会元信者のジャーナリスト)「『民事事件はたくさん起こされたことはあるが、刑事事件で実刑を受けた人がいない』というのは旧統一教会の発想。なぜこんな発言がこの人(宗務課長)から出てくるのか疑問です」

   伊藤惇夫(政治アナリスト)「『名前を変えることがだますことにつながらない』と何を根拠に断言できるのでしょうか。文化庁は一生懸命問題を矮小化しようとしていますが、納得のいく回答とはとても言えません」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「2015年以前は名称変更を認めないというのが文化庁の立場だったのに、2015年になってなぜ変化したのかが一番のポイントです。大臣の応接録などをちゃんと出して、明らかにしてもらいたい」

(キャンディ)

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