参院選直前の6月18日(2022年)に、自民党の萩生田光一・現政調会長と生稲晃子議員が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連施設を訪れていたことについて、けさ18日(2022年8月)の「スッキリ」は「初めから予定されていたのではないか」と追及した。
「どんな団体かも調べずに...」
当日のスケジュールを見ると、生稲候補と萩生田議員は11時30分から八王子駅南口、13時45分から多摩センター駅前で演説をしていて、その間に関連施設を訪れていた。萩生田議員は「聴衆の方から『近くで仲間が集まっているので、お話を聞かせてもらえないか?』という申し出があった」と説明しているが、司会の加藤浩次は「あり得ないでしょう」と呆れた。
加藤「参院選に立候補している人間が、どんな団体かも調べずに、人が集まってるからって言われて、フラッと行きますか? おかしいでしょ」
ゲスト解説の有田芳生・前参院議員も「生稲さんは(選挙運動で)タレント時代より忙しいって言っていましたよね。私も経験ありますが、演説などのスケジュールは分刻みで、突然『来て』っていわれても行けるものではありません」
2人が関連施設を訪れたのはちょうど昼食をはさんだ時間帯で、初めからランチタイムにセットされていたということではないのか。八王子が地元の荻生田議員は、公表しているよりずっと以前からこのエリアの教団組織との付き合いはあったようで、現役信者は「八王子市議に当選した1991年の頃から」と「スッキリ」に話している。そうした古い付き合いがあったから、分刻みのスケジュールの隙間に生稲候補の施設訪問が組み込まれたとも考えられる。
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「議員たちは旧統一教会の教義を正当化する広告塔となって、自民党というブランドを安売りしたわけです。これは民主主義を損なうということです」
有田氏によると、信者たちはずっと応援してきた議員が、いまになって「知らない」「関係ない」と逃げ回っていることに怒っているという。生稲議員も萩生田政調会長も説明会見をまだ一度も開いていない。
(カズキ)