毒キノコ「カエンタケ」が「身近な場所で」 羽鳥慎一「これは怖いですね」

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   「身近な場所で目撃されています」ときょう17日(2022年8月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一が切り出したのは、触るだけで皮膚がただれ、食べると死亡することもある毒キノコ「カエンタケ」の話題だ。手の指が何本も地面から突き出ているような形状の真っ赤なキノコで、最近、特に神奈川県内の各地の公園で見つかっているという。

  • 注意を呼びかける厚生労働省サイトより
    注意を呼びかける厚生労働省サイトより
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髪の毛が抜けたりする後遺症も

   40年以上、野生キノコを研究している大舘一夫氏によると、カエンタケは、大きくなると火が燃え盛っているような形状になることから名前が付いた。毒キノコの中でも非常に強い毒性を持ち、触るだけで手が腫れるおそれがあるほか、少しでも食べると、腹痛、嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状が出て、死に至るおそれもある。皮膚がただれたり、髪の毛が抜けたりする後遺症もあり、「中毒症状のデパートみたいなものです」と大舘氏。

   今年は梅雨明け以降も雨の日が多かったことや、局地的な大雨が続いたことが発生に関係していると考えられている。

   番組は今月14日、神奈川・相模原北公園で行われた除去作業に同行した。広場の近くの遊歩道の脇で、早速小さなカエンタケを発見。厚い手袋をした公園職員がトングで取り除いたあと、木の根元に菌が残らないようガスバーナーで念入りに焼却していた。

   カエンタケは、ナラなどの広葉樹の伝染病の原因である「ナラ菌」を栄養としている。このため、枯れたクヌギやコナラなどの木の根元の周囲を取り巻くような形で生えていることが多いという。近年、ナラ枯れの被害は急拡大しており、全国でこの3年間に3.5倍、神奈川県内では15倍に増えている。

   神奈川・座間谷戸山公園では、枯れたナラの木を伐採するなど対応に追われている。菅原正士園長は「対策は注意喚起するしかない。防ぎようがない。興味本位で触ったり食べたりするのは絶対やめてほしい」と話していた。

   羽鳥「これは怖いですね。除去するのも大変です」

   浜田敬子(ジャーナリスト)「きれいな色をしているので、知らないと、小さい子どもやペットなんかは触ってしまいますね」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「ただれると言っても、ちょっとかゆくなる程度ではなく、キノコから分泌された液が皮膚の奥まで浸透すると、真皮まで剥がれ落ちてしまうそうです。それぐらい危険です」

(キャンディ)

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