連日伝えられる旧統一教会と政治家とのかかわり。今度はブラジルで4年前に行われた旧統一教会系団体のイベントに自民党の国会議員4人（「当時」を含む）が参加していることがわかった。17日（2022年8月）の「THE TIME,」が伝えた。
いま巨額の寄付金などによる信者家庭の崩壊が問題化している旧統一教会（世界平和統一家庭連合と改名）の創始者・文鮮明氏が創設した「天宙平和連合（UPF）」のイベントで、参加していたとされるのは当時衆院議員の原田義昭氏ら3人と、いまも現職の江島潔参院議員。
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「国会議員とのかかわり」報道が相次いでいる
安住紳一郎アナ「『旧統一教会とは知らなかった』との説明が相次いでいます」
原田氏はその2カ月後に当時の安倍内閣で環境大臣に就任した。取材に「当時としては旧統一教会のイベントだから参加したという気持ちではなく、まじめに仕事しようという思いで参加した」としている。しかし、イベント後、自身のSNSで「最後に巨大なサッカースタジアムを会場に南米地区全体の大会が圧巻に終わり、さすがに宗教関係の集まりと感心した」と述べていた。なーんだ、少なくとも宗教関係とは知って参加したのではないかと言われても仕方がない。
旅費について、原田氏は「一部出してもらったかもしれないが、わからない。自分で出したかもしれない」という。ブラジルまで安い金額でなかろうに、お忘れなのか。現地での飲食などご接待にはあずかったのか、なかったのか。
現職の江島議員は、旧統一教会との関係をたずねるJNNのアンケートに未回答。事務所はきのう「本人は国内出張中で連絡が取れない」という。スマホ・携帯電話の時代に、政治家と事務所が連絡できないことがあるのだろうか。
司会の安住紳一郎「議員とのつながり、当事者からは『旧統一教会とは知らなかった』との説明が相次いでいます」
かかわる団体のことを知らずに関係を持つ・イベントに参加することが、大人の常識として本当にあるのかも疑問だ。自民党の元関係者は「どういう団体かをちゃんと確認したうえで祝電を打ったりというのは政治家の常識です。知らないとかいうのはあり得ない」と話す。まして、地球の向こう側まで出かけて参加したイベントの主催者を「知らない」のか？
きのうから夏休みに入った岸田首相、旧統一教会とのかかわり発覚続出の事態に、のんびりしている場合ではないだろう。
（あっちゃん）