お盆前半と飛び石連休が重なった先週末は、東京で「コミックマーケット」が開かれ、京都の亀岡市や群馬の前橋市で花火大会が行われた。「モーニングショー」も各地に取材班を出したが、これといった話題が見つからなかったのか、15日(2022年8月)の番組冒頭約30分は「空振り映像」が流れた。
東京ビッグサイトでは、3年ぶりの「コミックマーケット」に、土日の2日間で約17万人が押し掛けた。今年は感染対策として、チケットを事前販売制にして来場者を制限、入場時間も分散した。初日の土曜日には台風8号の影響による大雨が来襲したが、物販会場だけでなく、コスプレ会場も盛り上がった。
11日に行われた亀岡市の保津川市民花火大会では、午後7時半から40分間、約8000発の花火が打ち上げられた。ただ、午後8時過ぎにJR亀岡駅近くの線路内に人が立ち入ったため、電車が止まった影響で、花火大会が終わって30分ほどたったころには、同駅に花火見物から帰る客が殺到して混乱した。
花火大会は、13日に群馬県前橋市でも。3年ぶりの1万5000発が予定され、土手近くの会場のほか、約2キロ離れたショッピングモールの屋上も解放された。ところが、花火打ち上げ直前の午後6時半すぎには、大粒の雨。ショッピングモール屋上では、特大ビニール袋をかぶって花火を待つ人も。しかし、午後7時前には雨も小降りになり、花火は夜空いっぱいに広がった。
番組では、亀岡駅に殺到した乗客が混乱状態になった時に、「大手警備会社のベストを着た男性が現れ」、「止まれ、おい」「ゆっくり行け」「そこのじいさんまでだ」「命守ってるんだ」と誘導、一時は客から「命令口調でしゃべんな」「お前のせいだ」と緊張状態になったことを取り上げた。
コメンテーターの玉川徹は「一人の威圧で大勢の人が動く、というのはあまり気持ち良くないですね。整然と行きましょうというのがどんどん後ろに伝わって、というのがいい」
MCの羽鳥慎一「もう少しやる方法があったのかな、とも思いますね」
「威圧的な警備員」の話題より、前橋市のビルの屋上で、初めて花火を見た家族4人の感想が印象的だった。「娘が寝ちゃいましたけど、初めてで楽しかった」(父親)、「特別な思い出ができて。なんかもう感無量です」(母親)。
(栄)