宿題「お助け」商品に賛否 加藤浩次の感想

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   「番組がフリマアプリでこんなものを買ってみたんですが」と切り出す森圭介アナウンサー。並んでいるのは読書感想文用の本のあらすじ、手引き、そして感想文の見本の3点セットでお値段は1050円。今日15日(2022年8月)の「スッキリ」では、夏休みの宿題を「サポート」するお助け商品を取り上げた。

   夏休みの宿題といえば、自由研究と読書感想文だが、インターネット調査では、保護者の9割が夏休みの宿題を手伝っていると回答。中でも自由研究が37.8%、読書感想文が21%、図画工作が15.6%と手伝い比率が高くなっている。

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感想文の「書き方、あらすじ、完成品見本」3点セット

   宿題を手助けするのは親だけではない。フリマアプリで「宿題」と検索すると、工作セットなど多くの商品がヒットする。文科省は宿題代行に関する役務提供や、宿題の完成品売買を禁止しているが、フリマではほぼ完成品といえる商品を売っているケースもみられる。

   「習字宿題応援」という商品では、課題や名前を伝えると朱書きのお手本が送られてくる。番組が出品者に話を聞くと「プリントにお題が載っているだけで、筆で書かれたお手本がない。習字はただ書くだけでは上達しない。あくまでも赤色の墨汁でお送りする」と出品理由を説明する。この商品は20件出品されているが、これまで15件が売れたという。実際の商品をみると、お手本だけではなく、とめ・はらいなどのアドバイスが細かく書かれている。

   一方、2022年小学校高学年課題図書「りんごの木を植えて」の読書感想文用のあらすじだが、こちらは悩む子供を助ける親のための指南キットとなっている。実際に内容をみると書き方、あらすじ、完成品見本の3点セット。見本は、小学生が犯しやすい言葉の間違いが各所にちりばめられているなど芸が細かい。

   番組が話を聞くと「(見本を書き写しちゃう可能性は)ゼロじゃないかもしれないけれど、親としても一緒にやっていこうというニーズに対応した」と歯切れの悪い回答が。指南キットは種類あり、1日に10件ほど売れているという。保護者の意見は「こういうのをきっかけに自分流にかえることができる。ヒントにもなるのかな」「私は反対、子供の力がわからないまま次の学年に進級しちゃう」と、賛否が分かれている。

   司会の加藤浩次。「モノによるとおもうけどね。習字のやつとか、あれで練習するのはいいと思う。感想文も出品している人が悪いと思わない。どう使うかで、完成品を全部写したらバレバレだよね」

   草野絵美(アーティスト)「親が買って写しなさいといわれたら傷つく。自分で調べて買ったら賢い子だな。ただ(完成品を)写すだけならよくない」

   神田愛花(フリーアナウンサー)「塾に時間を割きたいなど、親御さんの教育方針次第だと思う」

   石田健(ニュース解説者)「僕は自由研究が楽しかった。自由といいながら型が決まっていて、型があるからこそ親も先生も意識しちゃう。いかに型を崩すのか、親のサポートが問われている」

   神田愛花「感想はそれぞれでいいが、文章の書き方は共通で、学んでから個性を出す方が、社会に出てから通用すると思う」

   加藤浩次「書き方は国語の授業で学んで、夏休みの感想文は型である必要はない。自由でいいと思う。オレなんか娘が『感想文書くから一緒に読もうよ』と言われて、『どう思った、パパ、その後どう思ったパパ。結果的にどう思った』と。お前それ全部書くつもりだろう。はめられたパターンでした」

(みっちゃん)

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