ネット利用も
ここで倉田アナが「別角度からお墓を考える」として、墓の歴史を解説。聖徳大学教授生涯学習研究所の長江曜子所長によると、墓の原点は40万年前、ネアンデルタール人がなくなった命に花を手向けて埋葬したことだという。遺骨の周りから花粉が出たことによってわかったという。約6000年前の縄文時代には、青森・三大丸山遺跡で穴を掘って埋葬した跡が見つかっている。江戸時代は土葬で、墓は村単位で持ち村人みんなでそれを守った。明治時代になると火葬になり、墓は家族単位となり、「〇〇家の墓」という形になったという。
倉田アナが「墓と同じように家族の形も変わりました。高度経済成長期に核家族化し、お盆に先祖のお参りで家族が集まる今の文化が広まった」と説明すると、フジテレビ解説委員の風間晋は「墓にはそういう役割があると思う。墓がなくなって、家族が集まる機会がなくなってしまうことにつながるのかもしれません」とコメントした。
倉田アナは「新しい弔いの形もある」として、海洋散骨を紹介。石原慎太郎氏も海洋散骨を希望したという。ここ数年で海洋散骨の希望者は増えているというデータもある。
谷原にどう弔われたいかと問われたカズレーザーが「僕は遺灰の一部を加工して作る人工ダイヤにしてほしい」と言うと、谷原は「それ、いいですよね」と同意。カズレーザーは続けて「場所も取らないし、買い手があるなら売っぱらってくれてもいい」と言うと、スタジオは爆笑。
このほか、千葉・印西市の専念寺ではサブスクで月額3980円の「のうこつぼ」を実施。全国190カ所の系列寺に引っ越しが可能だという。また「想いでサイト」はネットを利用した墓じまいで、墓石に埋め込まれたQRコードに遺族が写真や人生史を刻んでいくもの。
PwC Strategy&パートナーの唐木明子は「私は子供が納得してくれるならそれでいい」とコメント。
谷原は「ただ死ぬ前に父にお墓どうするって聞くのは気が引けてしまう」と話す。
吉川さんは「お盆だからお墓参りではなく、迎え火や送り火を焚いて自宅に亡くなった方をお迎えして、家族みんなで楽しく過ごしてほしい」と訴える。
風間も「形じゃなく、気持ちの問題ですね。それが大事」とコメントした。
(バルバス)