今年1月(2022年)に脳梗塞で倒れた落語家の三遊亭円楽が7カ月ぶりに高座に上がった。きのう8月11日の国立演芸場「8月中席」の開口一番で、「ようやくここまで帰ってきました。ちょっと感極まって、(噺が)怪しくなるかもしれませんが、ご勘弁願います」と涙声であいさつした。
「脳梗塞と診断されて入院、5月に退院」し久々に高座へ
12日の「スッキリ」で森圭介アナは、「脳梗塞と診断されて入院、5月に退院して、車いすを利用してリハビリ生活を続けています」と伝えた。たしかに、まだ十分に体が動かせないようで、落語家は高座の袖から歩いて登場するが、円楽は緞帳(どんちょう)が上がるとそこに座っている板付きで、江戸落語では使わない釈台(机のような台)を置いて寄りかかっているように見える。
でも、毒舌は健在だった。「痛み止めの注射が、(逆に)痛てえのなんの。(医者が)痛くないかって(聞くから)、『私は病院なんかにいたくない』って言ったんだよ。すると、彼は『座布団1枚』って言ったの。こういう判断が(春風亭)昇太にはできない」「みんな優しくて、みっともなくてもいいから死ぬまでやれっていうから、死ぬまでやります」
スッキリの日本テレビとしては、次は「笑点」復帰で大いに盛り上がりたいところだろう。
(カズキ)