涼しい街・勝浦に移住問い合わせ急増 「話題の波に乗ろう」と観光協会は熱い反応

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   「にわかに脚光を浴びています」ときょう12日(2022年8月)の「モーニングショー」で野上慎平アナウンサーが伝えたのは、「夏でも涼しい」と最近注目されている千葉・勝浦の話題だ。

   東京はことし、最高気温が30度以上の真夏日が41日、35度以上の猛暑日が15日あったのだが、勝浦は真夏日が9日、猛暑日はゼロ。避暑地で有名な軽井沢でさえ真夏日は11日あったというから、その涼しさに驚く。番組がその秘密に迫った。

  • 勝浦市観光協会サイトより
    勝浦市観光協会サイトより
  • 勝浦市観光協会サイトより

涼しさのワケと地形

   勝浦は房総半島の南に位置し、太平洋に面する海沿いの町だ。番組スタッフがきのう、現地を訪れると、東京・六本木では手元の温度計で47.6度だったのが、勝浦では29.4度。街では長袖姿の人もいた。

   番組が取材した勝浦市民も「窓開けっ放しだと、布団かけて(寝て)いないとヤバいですよね。そのぐらい涼しい」「クーラーはつけてない。海の風がすごく涼しい」と話していた。

   野上アナがパネルを使って、涼しさのワケを説明した。勝浦沖の地形は陸からすぐに深くなっており、深層の冷たい海水が海面に上がってくるため海面温度が低い。このため、海から涼しい風が吹くことで気温も低くなるのだという。

   先月初旬に「涼しい街」としてテレビで取り上げられたことを機に、移住などの問い合わせが急増しているという。これに目をつけたのが市観光協会。「話題であるうちに波に乗ろう」とすぐにホームページをリニューアルして「100年猛暑日知らずの街」を大きく打ち出したほか、急きょ、観光ポスターも作成した。ドローンを使ったとみられる上空からのPR映像に、番組出演者らは「すごいクオリティですね」と驚いていた。

   野上アナ「テレビで取り上げられた翌日にポスター用の写真を撮影し、すぐにJRと協力して渋谷駅などに掲示したそうです」

   MCの羽鳥慎一「すごいですね、この仕事の早さは」

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(キャンディ)

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