「夏休みの風物詩・宿題にいま異変が起きています」と、12日(2022年8月)の「THE TIME,」が取り上げたのは、宿題をAI応答システムのアレクサやSiriに頼る子どもたちの学習風景だ。
「答え合わせ」に利用する子も
映像は「アレクサ 3×8は?」と聞く小学2年生。AI画面からアレクサの声が「24です」と答え、それを2年生は宿題用紙に書き込む。SNSでも「Googleカメラに宿題をかざすと、答えをきちんと導いてくれる」ことが話題になっている。何問でもずらりと簡単に答えが表示される。漢字も聞けるし、書き順までも画面に出る。
こうしたAI操作に「(問題を)言ったら答えてくれた」「たまにする。わからないときや時間がかかるときに」が子どもたちの感想だ。親は「考える力がおろそかになってしまう」「うまい使い方を今からできるようになってくれたら」など。小学2年生の母親は「それってズルじゃないって、私ビックリしてしまいました。ただ、(うちの子は)いちど自分で考えてから正解をAIに聞いている。将来、この子たちは情報をほしいときに瞬時に得られる人になるんだろうなって思います」
番組の視聴者からは「もはや宿題の意味はない」「問題が解けるならよし」「強くは言えない」の声が寄せられたという。司会の香川照之は「私は基本的に賛成ですね。1000年前も古今和歌集とか万葉集とかを書き写したり、いろんな英知を重ねてきた。その歴史の一環にアレクサがある。その通過点です。昔に戻る必要はない。私、間違ったこと、言っていますか」
江藤愛アナウンサー「なるほど。新しい発明が生まれると(いうことですか)」
賛否は当然ある問題。AIをさぼるためではなく、進歩のためにうまく使いたいものだ。
(あっちゃん)