「ちむどんどん」鈴木保奈美の「難しそうな」演技 「フォンターナ再訪」重子の表情は?

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   NHK朝ドラ「ちむどんどん」8月10日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)は、和彦(宮沢氷魚)の母・重子(鈴木保奈美)を再びフォンターナに招待する。暢子が重子に出したのは、房子(原田美枝子)のアドバイスで作る「美味しくない料理」だった。(ネタバレあり)

  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
    NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより

「美味しくない料理」の意味

   重子は、ネーネとニーニの面会で比嘉家にお手上げ状態と思っていましたが、律儀にフォンターナを再訪。怒りの感情が振り切って、比嘉家の面々が愛おしくなってきたってことかしらん。日々、中原中也の詩に慰められているから?どんな表情でフォンターナに入っていくのか、鈴木保奈美さんの演技も難しかったでしょうね。

   次々と暢子が運ぶ料理。「美味しくない料理」とわかって見ているのだけど、重子と同様に「普通においしそう」に。魚肉ソーセージとすぐにわかったが、昭和を感じる食材のひとつなのは間違いない。そして登場した「寿司」。イタリアンで寿司というのはおかしな話である。重子へのネタばらしはこの場面で。

   闇市寿司とは、酢飯の代わりにおからを使ったお寿司だそうで、一見、美味しそうではない。しかし「美味しいものが食べたい」と願う戦後の人々の夢が詰まっていたのでしょうね。よく見ると野菜や漬物がのっていたが。「米はないが寿司は食べたいという日本人の努力の結晶」「代用寿司。貸切にするならこの特製メニューもアリだわね」などとネットも反応。

    暢子が和彦父の言っていたことを教訓のように覚えていたとは、にわかに信じられないが、ともかく重子が結婚をこんな形で許してくれるとは思わなかった。昔の戦後の辛い思い出が、暢子の料理で塗り替えられて、新たな家族の誕生に結びついてよかったということにしようではないか。

(Y・U)

姉妹サイト